【特別番組】フジロックに出るNight Tempoをほめちぎろう【門松】

2019年7月27日 15:01

プオープオープオー（法螺貝の音）！！！
なんと！夏の代名詞のフジロックに！futurefunkの代名詞のNight Tempoが出るんですって！！しかも明日！？23:00〜23:40と26:00〜27:00の回で！？早く言ってよね〜！

futurefunkってマイナージャンルと言われてたので、ついにフジロックに出るまでになったかと思うと感慨深いですよ。

ということで！今日はNight Tempoのアルバムをひたすら褒めちぎりますよ。張り切って行きましょう！
オイ、逃げるな！座れ！

Night Tempoの人となりについてはこの記事をオススメしますよ。

1.Night Tempo

初めてNight Tempoに出会ったのが2016年リリースのこのアルバムでした。
「セーラームーン+ジャズ+ダフトパンク=最強」
聴いたとき真っ先にこの公式が閃きました。私はラマヌジャン、間違いはない。夏の少し気だるげな雰囲気をダンサブルなリズムに丁寧に折りたたんで完成させた感情の玉手箱みたいなアルバムです。トラック5を聴き終わるまでに、あなたは感情を揺さぶられてKOされる。私が予言しよう。

どれも最高ですが、特に「Crying」が大好きです。嬉しい時も悲しい時もこの曲を流さずにいられない。

2.Pure Baby Maker

杏里、竹内まりや、Wink……時代を彩った歌謡曲たちが今あなたの目の前に立ち塞がる！！
正直歌謡曲って「古い」イメージが先行してたんです。このアルバムを聴くまでは。でも改めて聞き直すと、歌謡曲カッコいいなと思うわけですよ。
曲が持つカッコ良さを磨いて、本来の姿をぶち壊すことなく昇華させる技術がNight Tempoの凄さなんじゃないかとこのアルバムで確信しました。もはや凄腕の刀鍛冶みたいなスキルじゃない？

竹内まりやの「Plastic Love」のアレンジは市井に数多くありますが、このアレンジが一番大好きです。

3.Fantasy

「futurefunkってfunk要素なくない？」って話は人と話すとよく出るんですが、このアルバムはfunk要素が比較的強いように感じます。
Night Tempoの持つ夜の幻想的な雰囲気が立ち込めており、「Dance?」を聴くと魔法少女が夜を駆ける姿を連想します。「I Like It」だと真夜中のコンビニへ行った帰りに見る月を思い出します。あなたの記憶にあるさまざまな夜の記憶が増幅されるのがこのアルバムと言っていいんじゃないでしょうか。

4.Showa Idol's Groove,Showa Idol's Groove2

ハイ！！ベストオブベスト！！マスターピース！！
もう歌謡曲のアレンジについて語るならこの2枚抜きでは一切できないです。それほどまでに最高の出来。だって考えてみてください、「Pure Baby Maker」で遺憾なく発揮したNight Tempoの魔法を昭和の歌姫に振りかければそれはもう絶品が出来るのは間違いないわけで。
しかも、アルバムの始まりと終わりが「ザ・ベストテン」になってるんですよ。だから曲名も歌手の名前で、アルバム自体が１つの音楽番組になってるんですよ！……天才か？Night Tempoは演出家としても天才なのか？
加えてこのセル画めいたアートワーク。懐かしさと新しさが同時にこみ上げて感情がバグりますよ。正気でいられねえ！