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日本刀を使用した事件がまた発生

刀好きや刀を仕事にしている人にとってはまた残念なニュースが入り込んできました。

神奈川県厚木市で20~30代の男性が男から日本刀で頭を切られ怪我、犯人は今尚逃亡中という事件です。

今年4月にも焼き肉屋の駐車場で事件がありました。


…。

こういうニュースがあると日本刀=怖いねぇ、という感情が一定数の間で高まります。
まぁ日本刀は刃物である以上危険、怖いというのは事実なのですが、それにしてもこういうニュースがあると美術品としての刀の持つ美の側面の理解が少なからず遠のいてしまうので一愛刀家としても刀箱師としても残念です。

普段刀を見に行くような人はこのようなニュースを見たからといって刀に対する気持ちが変わる事はないと思います。
ニュースを見て考えに変化を起こすのは刀に普段から興味のない一般の方々です。そして刀の取り締まりが厳しくなるとすればそういう人達が集団になり大きな輪になり声を上げた時とも考えられます。
普段刀に興味ない人に興味を持ってもらおうと業界の方々は試行錯誤しているかと思いますので、そういった方々がマイナスなイメージを持つ可能性のある今回のようなニュースはやはり残念です。

そもそも殺人を起こす人には何を持たせても危険なのですが。
例えば警察官が警棒や拳銃を持っていても怖くありませんが、殺人犯がそれらを持っていたら恐怖しかありません。
これからも分かる通り、日本刀を安全にするも危険にするも扱う人次第であり、今回のような犯罪を起こすのはいつも愛刀家や刀職とは全く関係の無い人達です。先に挙げた焼き肉屋の駐車場で刀を振りかざした犯人も指定暴力団員だったそうで。
その事実も広まってほしいと事件が起こる度に思います。

以下のような感じて刀を持って鑑賞を楽しんでいる人がSNSなどでいるかもしれませんが、これは刀の刃文や地鉄に現れた肌模様などを楽しんでいるのであり、いつ人を殺そうかなどと考えている人はいません。

この記事を読むのは恐らく多くが刀好きな人でしょうが、刀に興味が無い人にも広く読まれれば嬉しく思います。

日本刀の美しさは格別ですぞ!

因みに最初のリンク先の記事を読んで疑問に思った事。

(画像出典:テレ朝ニュース

切りつけられた男性は「自分でやった」「転んだ」と説明しているとの事。

????

なぜ切られた側が犯人をかばうのであろうか。
身内なのだろうか。
よく分かりませんが、こういったニュースがもう起こらない事を願うばかりです。


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それでは皆様良き御刀ライフを~!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。


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