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古い刀剣本を買うと時々面白い事がある

刀剣本は古い書籍が多いので、私はよく「日本の古本屋」というサイトで刀剣本を買っています。このサイトは超優良サイトで古本を探している方には間違いなく役立つサイトです。
そんな古い刀剣本ですが、買っていると時々面白い事があります。
そんな事例を今回は3つ紹介します。

①当時の展覧会チケットが!?

現在HEROES展というボストン美術館所蔵の日本刀や鐔が展示されている展示会が開催されています。
その前身とも言える展示会が過去に一度だけありました。
それが1976年、つまり今から約50年前に開催された展示会です。

その時の図録を買った所、なんと中に当時のチケットが!!

チケットを良く見ると、「世界初公開 今後ふたたび見られないであろう…」と書いてあります。
50年後喜ばしい事に見る事が出来ました。
当時の方がチケットを入れてくれている粋な計らいでした!


②大コレクターの物だったことが判明

次は堀川国広について調べものをしたく書籍を買っていた時の事。
「堀川国広とその弟子」という書籍の中に、なんと当時の大大コレクターであり国宝や重文を何振も集められていた岡野多郎松氏に向けて贈られた書状が見つかりました。

つまりこの本はある一定期間岡野多郎松さんが持っていた事になります。
有名コレクターが所持していた本がネットで買えたというのは何とも嬉しい出来事!
この縁が巡り巡っていつか岡野多郎松氏の持っていた刀などが手元に来たりしないかと淡い期待を抱いています…。


③一番良くあるのはマーカー

これは一番良く遭遇します。特に珍しい事でもありませんが、当時の本の所有者がどういった刀を所持していたのかが何となく推察出来て面白いです。
例えば以下の本。

中を見るとこのようにマーカーされています。
きっと手持ちの刀だったことでしょう。


④終わりに

このように古い刀剣本を買う事は内容の他にちょっと面白い副産物がある事があります。
他にこんな事があった!と言う方は是非Twitterなどで教えてください^^


今回も読んで下さりありがとうございました!
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それでは皆様良き御刀ライフを~!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

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