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オープンした「神業ミュージアム」で日本刀を見てきました!

本日朝から車に乗って3時間、群馬県桐生市にある神業ミュージアムに行ってきました。
群馬県桐生市で活躍されている工藤将成刀匠と、タレントのヒロミさんが製作された刀が、私の方で製作した「刀展示ケースmoku」に11/6まで展示されています。
前回お伺いした際は設営中でしたので、完成してから行くのは初めてです。
刀づくりがゼロから分かるような展示になっていました。
ブログも許可頂けたので見てきた雰囲気を紹介しようと思います!

①神業ミュージアムに行ってみた

禅林ギャラリー「神業ミュージアム」外観
入口にはBS日テレの提灯。こちらも職人の手作り!
入口を入ると受付の方が。マスク越しにも伝わってくる笑顔でとても入りやすかったです^^
右に目を移すとスタンプラリーの情報が。スタンプは全部で20個。5個以上集めるとハズレ無しの神業グッズ抽選が出来るようです。スタンプラリーの詳細はこちら
余談ですが、赤丸の位置に私の刀展示ケースのカタログを置いて頂けているので興味ある方は持って行ってください!
そして奥に行くと工藤将成刀匠とヒロミさんの刀が飾ってあります!
ヒロミさんは息子さんに自ら打った刀をプレゼントしたいのだとか!
息子さん羨ましすぎますっ…!
地鉄がとても美しいので肌模様など是非間近でじっくりと見てみて下さい。
ちゃっかり私の事も展示ケース横で紹介してくださっているの本当嬉しいですし神!
襖にはヒロミさんと工藤さんのお写真


②刀の製作工程がわかる

部屋中央には作刀工程を記したパネルと、工程ごとに出来上がる実物が置いてあります。
刀鍛冶さんはこうした道具もご自身で作られるそうで。まさに職人。
日本刀の材料の玉鋼。これを熱して叩いて刀の形になるというから驚きです。
水減しした玉鋼は端面がキラキラと輝いて美しい!
柔らかい心鉄を硬い皮鉄で包んだもの。これを更に伸ばしていき刀の形にする事で、刀の中は柔らかく、外側が固い鉄になり、折れにくい頑丈な刀が出来上がります。
ヒロミさんの刀が納まる拵の展示もありました。
ひとつ前の工程のものを棒状に伸ばした状態。
だいぶ刀の形になっていますね!
このあと焼き入れといって熱した刀身を水の中に入れて急冷して最後形を整えた後に研いで完成となります。日本刀が生まれるまでは実に色々な工程があるんですね!

会場の雰囲気は以下で動画にて軽く紹介しています。


③2階も展示場になっていました

入口横の階段を上がるとなんと2階も会場になっていました!
写真家、武耕平さんが撮影したお祭りの写真が展示されています。
桐生のお祭り「桐生八木節まつり」


④ショップ

桐生市に住んでいる様々な職人さんが手掛けたグッズがショップで販売されていました。

小刀やペーパーナイフも売っていました!
工藤さんの作られたペーパーナイフ。刃文も入っていて持ち手もとてもカッコイイです!


⑤終わりに

神業ミュージアムは11/6までギャラリー禅林にて行われています。
休館日があるので事前に必ず確認してからいきましょう!
また8/28まで、同じく群馬県の群馬県立歴史博物館にて、享保名物帳で当時最高の値付けがされた「木下正宗」を初め、同じく名物の佐藤行光などが展示されています。
こちらは個人蔵で拝見出来る機会も滅多にないと思いますので、距離は少し離れていますがこの機会に是非合わせて行かれてみては如何でしょうか^^

戦国上州の刀剣と甲冑展


今回も読んで下さりありがとうございました!
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それでは皆様良き御刀ライフを~!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。


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