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刀展示ケース「moku」の製作

最近作っていた新しい刀展示ケースの設計が少し進みなんとなく形が出来上がってきたので、この辺りで一度紹介します。

①今度のコンセプト

今までは金属板を加工して頑丈に重厚に作っていたのですが、今度のケースは木を主体に軽量に作ります。
「木」で出来ているケースなので「moku」と名付けました。
従来は床置き出来るようにも作っていましたが、今回は壁掛けオンリーです。余分な機能は削りよりシンプルに、です。
その分ケースの厚みを薄くする事で、より絵を飾るような感覚で刀を飾れるような展示ケースを目標としています。

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(画像転載元:https://www.suiha.co.jp/knowledge/%E7%B5%B5%E7%94%BB%E3%81%AE%E9%A3%BE%E3%82%8A%E6%96%B9/)


②きっかけ

以前東京ビッグサイトの商業イベントに刀展示ケースを出展した際に、
絵の額縁を製作している会社さんと知り合いました。

丁度同じころ海外の方から、新しく家を建てなおしてそこに刀剣ルームを作るからそこに合うケースを考えてくれないか、と連絡がありました。

その方が木が好きな方だった事もあり、今回の額縁の会社さんとの出会いが活かせそうに感じ、より詳細な話を聞いてみる事に。
打ち合わせや工場見学をさせて頂いた結果、かなり良い物が作れそうに感じたので一緒に作ってみようと思ったのがきっかけです。

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③大まかな構成

デザインやサイズ感はこれから変わる可能性がまだありますが、現状はこんな感じです。
素材は全て木。
厚みはまだ未定ですが、現状16cm位です。
3振仕様は海外の方の要望です。

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鍵は側面に2個を予定。

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鍵を開けると、このように開く事が出来ます。

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フレームのデザインは何種類か候補を出していて現在選定中です。
日本刀に合うようにケース全体をシックかつ日本らしくまとめるつもりです

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背面や底面など調和を乱さない程度に、以下の様な柄の漆なども使ってみたいと検討中です。

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④終わりに

刀の展示ケースですが、一つ一つの制作にかなりの時間と費用が掛かるのでこれからは1点物として製作して完成した物を順次販売していくスタイルにしていこうと考えています。
この辺りは販売準備が整い次第以下サイトに掲載していこうと思ってます。

これと並行してもう一つ作りたい物が頭の中にあります。
こちらもおいおいTwitterなどで情報発信していこうと思います。


今回も読んで下さりありがとうございました!
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それでは皆様良き御刀ライフを~!

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