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刀箱師の日本刀ブログ 中村圭佑
2022年8月1日 23:43
こんなにも素晴らしい刀工が新刀に存在したのか?と度肝を抜かれた今日。匂口深く躍動感のある乱れ刃を小沸主体で焼いている。反り深く明るく冴えた刃中には金筋などかかり、刀身表面は地沸で煌めき、繊細な中に覇気を感じる様はさながら古刀のような印象を受けたので、雑筆ながらメモ。以下は刀剣ワールドさん所蔵の初代の画像。・伊予掾源宗次について佐賀藩の城主である鍋島勝茂に仕え1606年に伊予掾を受領。後
2021年6月10日 12:18
無銘物の多い相州伝。信仰心と言われるほどの相州伝。しかし個人的には信仰心とまで行かない位には出来に差がある気がする。例えば、新藤五国光、行光、正宗、貞宗は基本的に沸の粒がとても小さい。匂いのような粒感で沸が付いている。(画像転載元:e国宝 短刀 銘行光)そして地鉄は水を含んだように潤んでいる。匂い口も刃境が目立つわけでは無く全体が沸づいているように見える。(地鉄の潤いはLEDだ