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異文化交流奇譚(2023/12/18日記)

 違いを意識しない人にとって、それは幸か不幸か



▼私はかなり雑な生き方をしているので、粒あんとこしあん、木綿豆腐と絹豆腐の違いが一切分からないまま生きている。違いを調べて思い返してみてもやはりどちらが好きというのがない。あるとしても、どっちかというとまあこっちかな…程度のもので、他にもいろんな事柄に於いてネットや周囲でよく聞く「絶対に○○派」みたいな派閥意識がかなり薄い。

▼きのこの山・たけのこの里に関しても別にどっちも美味しいよね…ぐらいで一切派閥を意識してこなかった。もしかしたら平和主義というより、人としてものに対する拘りの意識が希薄なだけかもしれない。

▼拘りは少ない方が波風立たないものなんだろうけど、なさすぎてもなんだかつまらないような気がしている。一方「私は絶対○○派」という人のほうが刺激的で楽しいだろうけど、不要な場面でも対立が絶えないこともあるかもしれない。どちらも一長一短だけど、アンテナを張って自分なりの考えを持ちつつ穏当にする、という両者の中間にあたる手段もきっとあるはずなので、これは何事もほどほどにするべきということだろうか。



▼いつかインターネット上に無数に転がっている「学校で教えるべきもの・こと」を集めた教科書を作ってみたいと思っている。その教科書はきっと従来の教科書をカバーする最高の補助教科書になるんじゃないか、そのような気がしている。なんとなく特に金融関連と性教育関連が多そうなイメージがある。



▼バスに乗っていると隣に座っていたフランス人男性に話しかけられた。どうやら両替の効かない大きいお札しか持っておらず困っていたらしい。運悪く私の財布にも大きな札しかなく両替して助けることができなかったが、できる限り手伝った。結局その方の奥さんが小銭を持っていて解決した。

▼とてもフレンドリーな方だったので、その後身振り手振りも交えつつ英語で雑談をした。可能な限り自力で話すよう努めたがここ最近は殆ど英語を使ってなかったないので、後半は昔アルバイトの接客で入れていた翻訳アプリを使い倒した。最近は外国の方をよく見かけるようになったし、また英語勉強したいな。せめて受け答えが出来るぐらいには覚え直したい。

▼外国の方と楽しくおしゃべりできたのってめちゃ貴重な経験で楽しかったなあ。異なる言語で会話することでシンプルに外国の知らない人とコミュニケーションをしている!という実感が湧くので、より充実度が高かった気がする。旅先で知らない人と会話するときの楽しさに近いものがあった。


▼今回話した方はフランスのパリ在住で、普段は製薬会社に勤めていると話してくれた。フランスって憧れちゃうな、いつか行ってみたいなあ。これから家族で京都市内へ観光にいく予定で、京都の後は直でニューカレドニア島に行くらしい。ニューカレドニア島って南半球じゃないの、すごいな。はしごする距離じゃないでしょ…

▼でもなんでニューカレドニア島なの?と思って後で調べたら、ニューカレドニア島ってフランス領なんだねえ、全然知らなかったな。それにしても本国と遠く離れた地に自国の飛び地があるって感覚的にどんな感じなのだろうか。こういうことに気づく機会にもなるのでやはり他者との交流は楽しい。

▼お互いだが、結構私も身の上話をしてしまった。やはり利害関係のない人ほど身の上話ってしやすいのかも知れない。翻訳アプリを使って身の上話をするのって斬新だ。


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