伝え方のカタチ
こんなテーマにするのは今日机に向かってたくさんの言葉を紙に書いたから。
普段、『言葉を書く』ではなくて、『言葉を打つ』になっている。
書くも打つも同じ言葉であれば、相手が見るものは一緒かもしれない。
改めて、今日言葉を書くことの素敵さと大事さを実感した。
一つの文字を打つのにかかる時間は1秒もない。
でも。
一つの文字を書くのは1秒ないし1秒以上かかる。
なぜ秒数が変わるかって。
気持ちの込め方がたぶん違うからだと思う。
丁寧に書こう、この気持ちを伝えたい。
その試行錯誤は相手に伝わることもある。
そう思うと丁寧に気持ちを込めて伝えたくなる。
こんな素敵なことをなぜ最近自分はできていなかったんだろうと思うほどに好きな時間だった。
一文字の重たさ。
一文字に込められてる想い。
字が綺麗とかじゃなくて、手紙という媒体を使ったこと。
たぶん自分がテキストより相手に想いを伝えたいって思ったから。
書いている手がとても震えた。
綺麗に書こうとすればするほど字は歪む。
久しぶりに感じたここぞの集中力。
テキストが簡単と言いたい訳でもないけど、たまには手紙というカタチで想いを伝えることもとても大事でとても気持ちがいいものになるなって思った。
もちろん伝えようとしてやめたり、デリートしたりしてそんな楽しみがテキストにもあると思う。
ガラケー時代なんて本当にそうだった。
どんどんテクノロジーは進化して、自分で考えなくても言語化してくれたりする世の中になってきているけれど、
手紙を送る。手紙を書く。
その人の性格、その人が伝えたい想い。
どんだけ時代が過ぎ去っても、この文化は消えてほしくないって思う。
伝え方はさまざま。
本当に想いを相手に伝えたいと思った時。
これからは手紙で気持ちを表していきたいってそんなふうに思った。
言葉を書くカタチはとても好きな媒体の一つ。