見出し画像

肉離れの基本的な評価3選

こんにちは。肩です。

最近週1回のジム通いを初めて、毎日筋肉痛です笑

頭でわかっていても、できないのがトレーニング。

でも、人との約束は破りたくないので、水曜の12時からパーソナルトレーニングとトレーナーと約束することで続けられています。

先日デッドリフトの時、肉離れするかと思って本当に焦りました。

そこで、今回は肉離れについてお話します。よろしくお願いします!

肉離れについて

 肉離れは、スポーツ障害の中で最も頻度が多く、あらゆるスポーツ競技で発生します。

しかし、治療や復帰については経験的な部分も多く、再発を繰り返すこともありますよね。


欧州のフットボールチーム(51チーム)の筋損傷を前向きに追いかけた研究では、1選手あたり0.6muscle injury /seasonという結果だったと報告があります。


イコールではないですが単純に考えると、30人いるチームでは1シーズン中に18人が筋損傷を起こす計算になります。


また、全ての傷害のうち、筋損傷は31%でそのうち27%が練習や試合を離脱しており、受傷率とともに離脱率も高い怪我と言えますよね。


損傷しやすい部位としては、ハムスリングス37%、内転筋23%、大腿四頭筋19%、下腿三頭筋13%という報告があり、ハムストリングスが最も多いです。

臨床経験ではハムストリングス、大腿四頭筋が多かったです。

様々なチームでハムストリングスの筋損傷に対する予防プログラムに取り組まれていて、肉離れに対する治療や再発予防は「肉離れは大人しくしてれば治るしな」的な考えではなく、しっかりと評価し、治療に取り組むべき課題と考えられています。

近年は超音波を使用するのはDr.だけでなく、リハビリテーション室でも取り入れられているセラピストもも増えてきているのではないでしょうか。

超音波検査が可能であれば損傷部位の治癒過程を確認したり、血腫の範囲や拡大/吸収の確認、筋硬度や筋間の滑走性の確認が行えるので簡便で良いですよね。


超音波検査もGrade0~Grade3までの筋損傷評価があり、Gradeによって復帰時期が遅延する報告もあります。


しかし、機材が必ずしも揃っている訳ではありません。今回は超音波検査のお話はしませんが、使用できる方も今回の内容と併せて評価を確実なものにするためのお役に立てていただければと思います。

肉離れは、しっかりと評価をしなければ再発を招き、競技レベルを著しく低下させてしまう可能性があります。

今回は特に発症頻度の最も多いハムストリングスに焦点を当て、復帰の基準の一つとして参考にできる肉離れに対する評価3選をお伝えしたいと思います。

ここから先は

2,333字 / 7画像
・365日理学療法に関する情報をお届け! ・過去コンテンツ!1000コンテンツ以上読み放題! ・コラム・動画・ライブ配信であなたの「知りたい」をお届け!

365毎日お届けするマガジン!現在1000コンテンツ読み放題、毎日日替わりの現役理学療法士による最新情報をお届け!コラム・動画・ライブ配信…

整形外科疾患の知識、筋膜の基礎、自費整体のリアルなどを週1回お伝えします!