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コアスタビリティトレーニングー運動連鎖の観点からー

今更ではあるかもしれないですが、特に病院勤務のセラピストは運動指導が苦手ですよね。

最近は、様々なトレーニングやエクササイズの方法が導入されるようになり、それを学んだセラピストがいるので、以前ほどではないですが、時間の限られた診療時間の中で運動指導を行うことはなかなか厳しい現状は変わらないですよね。

今回は、コアスタビリティトレーニングについてのお話をします。
以前も、体幹・コアのエクササイズのお話をしているので、そちらも参考にしてみてください。

【体幹】安定性のためのテスト5選

腰痛患者の対して闇雲にコアエクササイズしてないですか?

今回は、以前【体幹】安定性のためのテスト5選でお伝えした評価法とは別の体幹機能評価をご紹介します。

また、肢位・エクササイズ別の体幹筋の活動についてのお話をさせていただきます。

それでは、本編に参りますが、ぜひ最後までご覧いただき、いいねの♡ボタンをポチッと押してください。清きワンプッシュをよろしくお願い致します。

コアスタビリティトレーニング(CST)について

CSTは、その定義やアプローチ方法の詳細については、脊椎間の分節的な安定性に焦点を絞ったものから四肢・体幹運動連鎖に則った合目的的動作遂行による腰部全体の安定性向上のためのアプローチまで、臨床家や研究者のCSTに対する考え方やCST実施の目的によって様々あると言われています。

腰痛患者の四肢動作時の深層筋の機能不全に関して、腹部を凹ませることで深層筋を中心に収縮を促すhollowing(あるいはdraw-in)という、深層筋に焦点を絞ったアプローチの基盤があります。これは、本来腰痛患者に観察された深層筋の機能不全の回復を目的に考案されたものです。

深層筋に焦点を絞ったCSTのアプローチは、運動学習の3つの原則あり、

・運動の類似性
・内的・外的な注意の焦点化
・運動の経済性

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