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オスグッド・シュラッター病の病態とオススメセッティング法3選【膝伸展制限にも有効】

こんにちは!肩です。

今週も動物園に行ってきました。

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最近は午前仕事して、子供にご飯あげて、1時間動物園散歩して、午後からもフルスロットルで仕事、そいて子供を寝かしつけてからスーパー銭湯で仕事してサウナといのがルーティーンになりつつあります。

車で行くと信号なしで動物園に行けるのは本当に便利で、助かります。

今回はスポーツ整形でよく見るオスグッド・シュラッター病についてです。

オスグッド・シュラッター病の選手に盲目的に大腿四頭筋のストレッチをしていませんか?もちろん必要な選手も多いですが、他の観点からも見ることが大切です。

では、今回もよろしくお願いします!

オスグッド・シュラッター病の病態

オスグッド・シュラッター病(OSD)は小中学生の特に男子に多い膝のオーバーユースによる成長期スポーツ障害の代表疾患です。

成長期は急激に身長が増加して骨も急成長しますが、筋や腱などの軟部組織は同じようには成長しないので、相対的に筋や腱のtightnessとなり硬い身体になってしまいます。

そのために生じる大腿四頭筋の柔軟性低下を契機に、ジャンプやダッシュなどの繰り返しの動作による膝蓋骨を引っ張る力が脛骨粗面に加わります。

オスグッド1

成長期の脛骨粗面には骨が成長するために必要な新しい骨(骨端核)が存在していますが、大腿四頭筋による強大な牽引力により、骨端核の発育が阻害され、脛骨粗面部に運動時痛と膨隆を引き起こすと言われています。

主にスポーツを活発に行う成長期の 12 歳前後の男子に好発し、男子では 12~15 歳で、女子では 10~12 歳で多いと言われています。

特にサッカー選手に多く発症し、あるアンケート調査では46.3%に膝部の愁訴が認められ、そのうち18.6%がOSDであったという報告もあります。

約30%は両側性に発症するとも言われています。

サッカー選手では軸足から発症することが多いです。これは、求心性収縮であるボールを蹴る動作に比べて、 遠心性収縮である地面を踏ん張る動作は膝蓋腱の牽引力 が大きいことが言われています。

オスグッド・シュラッター病の危険因子

・大腿四頭筋の柔軟性低下

・下腿三頭筋の柔軟性低下

・ハムストリングスの柔軟性低下

・骨盤後傾位

分かってるよ。って方も多いと思います。

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