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評価から膝関節伸展制限因子を推測する【筋膜ポイント動画アリ】

こんにちは!肩です。

9月1日に無事理学BODY福岡店もオープンできました。

博多店

内装に基本お金をかけない派ですが、感染対策系にはお金をかけています。

お客様ももちろんですが、そこで働くスタッフが少しでも安心して働ける環境を作っていきたいですしね。

アルコール消毒は入り口、施術スペースに設置

問診机にはアクリル板

空気清浄機とサーキュレーター

100%充分ではないとは思いますが、できる範囲での感染対策は引き続き継続してみんなが安心できる環境を作っていきます。

今回は臨床でもよく見る膝関節伸展制限についてです。

筋膜的な要素ではなく、基礎的な部分から解説していきます。

今回もよろしくお願い致します!

膝関節伸展が制限される弊害

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臨床でよく見る膝関節疾患は下記のようなものがメジャーだと思います。

変形性膝関節症
半月板損傷
側副靭帯損傷
鵞足炎
オスグット
ACL損傷...etc

膝関節疾患において、関節の可動域の獲得は必須ですよね。

膝関節は完全伸展位で最も安定する関節です。

それが伸展制限により常に不安定な状態となった場合、膝関節の周囲の筋・靭帯・骨で不安定な関節を助けようとします。

それにより、代償した組織に過剰なストレスが掛かり損傷や変形が生じます。

つまり、膝関節疾患の治療を考えるにあたって、膝関節の完全伸展の獲得は重要度が高い要素です。

膝関節の完全伸展位の獲得は重要度の高い

関節可動域の制限因子の種類

制限印紙


膝関節伸展可動域の因子を考える前に、まず関節可動域の因子にはどのような物があるか知っておきましょう。

■制限因子

1.神経性・筋性

2.骨・関節軟骨性

3.関節包内軟部組織性

4.関節包外軟部組織性

5.筋の防御収縮

6.痛み

※3関節包内軟部組織性⇒関節包・靭帯の拘縮や癒着による可動域制限
※4関節包外軟部組織性⇒筋・筋膜・皮膚の拘縮や癒着による可動域制限

1 神経・筋性の可動域制限は自動運動上の可動域で見分けますが、その他の制限は関節のend  feelで判断します。

end  feelの比較方法


end  feelは主観的な評価で精度も経験により変わってきますが、一般的には下記のように分類されます。

■可動域制限因子 end feel

骨・関節軟骨性  最終域でカチッと止まる
関節包・靭帯  深部に筋よりも鈍い伸張感
筋・筋膜・皮膚  表層の伸張感
痛み・防御性収縮  最終域で急に止まる

軟部組織性の制限因子に着目する理由


軟部組織性の制限因子に着目する理由としては

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