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朝ドラ「らんまん」の解説・収録秘話

皆さん、こんにちは!片倉佳史です。NHKの朝ドラ「らんまん」はご覧いただけたでしょうか。8月の29日から9月1日までが台湾週ということで、
私が習俗監修ということで関わらせていただきました。

このドラマは植物学者・牧野富太郎をモチーフにしており、明治29年に来台した際の逸話がストーリー化されています。おかげさまで、多くの方にご覧いただくことができ、週間視聴率はなんと、17.50%。「らんまん」の週別視聴率で第一位をマークできました。特に8月31日(木曜日)放送分の第109話は視聴率が18・1%(関東地区)となりました。台湾好きのパワーを感じました!

NHK朝ドラ「らんまん」のシーン


この作品は牧野博士の人柄やその土地の文化に対する向き合い方、台湾の言語や人々に対する考え方について、非常に凝ったストーリーラインになっています。主役の神木隆之介さんはとても勉強熱心で、常に台湾語のセリフをつぶやいていましたし、通訳官・陳志明役の浅井大智さん(台湾出身)も
迫真の演技を見せてくれました。

台湾南部の山中を調査するシーンがメインになりますが、これは現地の様子をスタジオに再現しての収録でした。週タイトルにもある「オーギョーチ(愛玉子)」との出会い、阿里山一帯に暮らす原住民族・ツォウ族の人々との接点、オーギョーチの学名を決めるやりとりが最大の見どころになります。

なお、製作秘話と補足・解説をオンラインサロンの週末講演でお話しました。本来はサロンメンバー限定のものですが、反響が大きいので、少しの期間、公開しておきます。ご興味のある方、どうぞご覧ください。

なお、余談ですが、この番組では私が集音した台湾の鳥の鳴き声が数か所入っています。また、ツォウ族に伝わる伝統歌謡もあまり目立たない形なのですが、入っています。詳しくはYoutubeの番組をご覧ください。

このライブ配信でもお話ししましたが、台湾の新しい魅力として「愛玉(オーギョーチ)」が盛り上がってくるといいですね。産地を訪ねるツアーなどもできたら、面白そうですね。早速、私のところにもいくつかの企画が来ています。いい形で注目されていってほしいですね。

片倉佳史





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