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牧之原の家 プランを考える その2

前回は配置、1階プランの考え方をご紹介しました。

今回は、2階のプランで考えた事をご紹介します。

プランニングの際、2階から考えたりする事もあります。1階プランと2階プランを行き来する感じで、階段の位置を検討し、2階の与条件や屋根形状等も同時に検討し、吹抜から日射を取り入れて・・・など、さまざまな事を考えています。


今回の家は吹抜けを設けて、1階の日当たりを確保し、日射を取り入れ、冬の暖房負荷を少なくし、屋根や土庇で日射を遮り夏の冷房を効果的にしています。


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お客様の家族構成は、ご夫婦とお子様が二人になります。寝室、子供室を2階に設けています、寝室にはウォークインクローゼットを設け、収納を確保しています。

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寝室にはベッドボードを設置し、携帯や照明、時計などが置けるようにしました。

向かって左側がウォークインクローゼットになります。


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ウォークインクローゼットは、奥に窓を設ける事によって、通風や明りを確保しています。

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隣地の緑が望める窓には、フックで留める簡素なデザインのカーテンにしました。


お子様が小学生なので、まだ、個々の部屋を作らず、大きなスペースにし、自由に使えるようにしました。将来、子供室が作れるスペースは確保しており、区切った時に困らないように、窓の配置等も検討してあります。

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右側の上部が小屋裏の入り口になり、ハシゴを掛けて入れます。

右側はトイレ、左側が寝室

階段部分の腰壁は本棚になっています。


小屋裏には、パッシブエアコン、熱交換換気システムを設置しています。

パッシブエアコンと熱交換換気システムはそれぞれ、フィルター掃除や交換等のメンテナンスをしやすいように、天井高さ、スペースを確保しています。

2階の天井が勾配になっており、解放感があります。南面の軒の高さを抑える事によって、家の高さを抑えています、高さを抑える事によって、プロポーションが良くなり、街並みに違和感を与えないように配慮しました。


次回は家の断熱性能、空調設備の説明をします。

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