9/22、30歳、1歳、はじまりのとし。
ずいぶんご無沙汰してしまいました。
これから少しずつ、またnoteへの投稿を再開できたら、と思います。
*
9/21 23時ごろに母からLINEが来た。
30年前の今頃、リンドバーグとスティングを聞いてたら、腰にドラが鳴って陣痛が来たんだよ
9/22は私の誕生日だった。
産まれたのは正午だったと聞いているので、12時間くらいかかって産んでくれたんだ。ありがとう。それにしても私の胎教はリンドバーグとスティングだったのか。えらいロックだなぁ。今でもEnglishman in new yorkが好きなのはその影響かぁ。
そんなわけで、9/22に私は30歳になった。
自分で言うのもおかしいけれど、思ったより可愛いらしい30歳になれたと思う。30歳はもっと大人で、もっと疲れていると思ったけれど、25、6歳の頃よりずっと元気で幸せだ。
若さは尊い。けれど、歳を重ねた方が瑞々しくなるものもあると思う。
私は20代の私の笑顔より、今の私の笑顔の方が瑞々しく感じて好きだ。前の私は、しゃちほこばった顔ばかりした可愛げのない娘だった。舐められたくない・傷つけられたくない・捨てられたくない、と周りに対してものすごく気を張っていたのだと思う。
今も舐められたくはないけれど、変に目の敵にされる方が嫌。傷つけられるのなんてごめんだけれど、私が勝手に傷つくことも、無意識に誰かを傷つけることもある。だから、おあいこ。捨てられることは今でも怖い。捨てられるなんてことを考えずに、その直前まで何も知らずに笑って生きていたい。
そうやって思うことができるようになった私は、以前よりずっと無邪気に笑えるようになった。無邪気に笑えるようになったから、そう思えるようになったのかもしれない。
どちらでもいいことだ。今笑えているならば。
30歳という節目は、実は今の私に取っては他愛のないこと。むしろ今年の私にとって大事な数字は30ではなく1なのだ。
今年私は第一子を産む。お母さん一年目。数えでお母さん1歳の年だ。
年末に産まれる予定の我が子は、今夜も元気よくお腹の中でトルネードのような胎動を披露してくれている。どんな動きをすると、こんな振動になるんだろう?ロン宙でもしてる?
私の母は、今年でお母さん30歳になる。ベテランだ。お母さん1歳の私とは格が違う。しかしおばあちゃんとしては1歳。おじいちゃん歴30歳の祖父からしたらひよっこだ。祖父も、ひいおじいちゃん1歳になる。
今年はたくさんの1が産まれる年だ。
数字が若ければいいってもんではないけれど、やっぱりはじまりの数字はどこか浮き足立つ感じがする。
歳を重ねて得たものと、瑞々しいもの、どちらも顔に滲ませながら迎える、30歳、1歳、新しいはじまりのとしだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?