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コムジョの尺八歴史探訪📖

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尺八の歴史をマニアックに探究中✐ 虚無僧の実態を探ります!
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2022年8月の記事一覧

尺八の渡来、僧侶第一号は慈覚大師円仁による!

尺八が法燈国師(心地覚心)によって伝来したということは、普化宗の伝来とともに古典尺八の歴史では周知のことではあるが(真実かは別として)、その400年前、唐に求法に行っていた円仁(慈覚大師)が帰朝した時に尺八を持ち帰ったということも一応通説になっている。 ちなみに第一回目の尺八渡来は、591年、百済の王より朝貢物に尺八ありとの記述が残されている。 山田悠著『尺八・虚無僧編年史』より 円仁が尺八を持ち帰った理由が、 音痴だったから。 とのこと。 尺八に合わせて読経した

7×7=49

49という数字は1か7でしか割れない数字である。 よく耳にするのが49日の法要。亡くなった人は初七日を迎えてから7日ごとに、生前に犯した罪を閻魔様によって裁かれ、四十九日をもって来世の行き先が決定される。そして、49日間、遺族が喪に服す期間でもある。 仏教には七曜という感覚は無いのに、死んでからだけ7日間区切りというのが不思議だ。ま、死者においては7日間ごとに裁かれるわけだから、日曜日とは程遠い1週間ではある。 さて、 その話とは全く関係ないのですが…、 2020年の夏