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子宮筋腫と向き合う


わたしは25歳のとき、
子宮頸がん検診をはじめて受けた際に超音波エコーをして
子宮筋腫(5cm)と診断された。

それから毎年または1年おいて検診していたが、
確か5年後の2020年の際に子宮筋腫が2つに増えたと診断された。
すくすくと子宮の中で育っていたのだ。
1つは5年前からのもので成長を遂げて8cmになり、
新たな1つは5cmで発見されたのだ。

2022年になってからは、
朝起きるとおなかに違和感を覚えて下腹部に何かが触れるようになった。
わたしは年を重ねることで表皮が薄くなり、
溜まった便が表面から触られるようになったのかな?と
大きな勘違いの解釈をしていた。

あとは、ワンピースを着ていると
一緒にいる相手からは下腹部に視線が行くようになったり、
お母さん世代の方からは「妊娠してる?」と聞かれるようになった。
ふんぞり返った姿勢なのかな?
姿勢を矯正しなきゃとリハビリにも通うようになった。

まさか、
子宮筋腫が大きくなり表面からもわかるようになっていたとは
無症状の経過の中ではまったく見当がつかなかった。


2022年夏、
「ここではあとはなにもできないから…大きな病院でみてもらうといいよ」とかかりつけ婦人科の先生に総合病院を勧められ、
自分が勤めている総合病院に受診することなった。
症状がなければ、予約がいっぱいなので12月になると言われた。
12月になり受診。
婦人科の予約を取った際には女医さんだったのだが、
診察室を開けたら先生は男であったのでとっても残念…
比較的若い先生だったからお互い気まずいだろうなと思いつつ診察。

先生には「この下腹部からも触れるこぶが筋腫だよ」と、
わたしが便だと勘違いしていたものが子宮筋腫であることがわかった。

その日は、先生の内診と問診、採血で悪性腫瘍かどうかの検査。
後日、年が明けてからMRI造影検査。
その1週間後に診察。
MRIの結果は腫瘍が10cmと9cm(エコーでの大きさは目安だそう)の2つ!
卵巣の腫瘍なのか子宮筋腫かわからないけど、
レルミナというホルモンのお薬を内服して小さくなれば
おそらく子宮筋腫の診断で間違いないだろうとのこと。

医療従事者であるわたしはMRIを診る機会はあるので、
自分自身の腹部MRIをみたときには
大きな黒いこぶ2つによって左側に小さく寄せられた子宮…
本来ならばここに赤ちゃんが入るのに…と思ったら
先生からの診断とMRI結果を見てとても悲しく、つらい状態だった。

そのホルモン剤とは、”閉経”の状態にするお薬。
先生や看護師に言われたのは
・更年期障害のような副作用がでる
・1粒900円のお薬
と言われてただた否定したくなった。

こんなの、お金がかかるだけ。
今パートナーもいないし、結婚するかわからないし
そもそも子どもも産めない身体かもしれない中で、
月経によるホルモンバランスが崩れるだけでしんどいのに
更年期障害のような副作用は辛いだろう、
ショックと否定でそのあとの仕事は手につかなかった。

ひさしぶりに自分自身に悲しくて泣いた。
その日は薬ももらいたくないと思った。
しばらく筋腫のことは忘れた。
数日後
処方箋には期限があることを知り、
過ぎてしまったので色々と手続きをして
次の週にもらいに行った。

これをもらったからにはあとは治療をしていくのみ!
いろんなYouTuberさんの動画をみてどんな手術をするのか探った。

そして、今
blogに日記のようにして残していこうと思った。


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