一方的に助けられるフィクションについて感想
女性が、男性主人公に、ということである。
男性主人公のほうは、何ら女性に対して求めるものはない。無条件に善意で助ける。
それは一見、良い事のように思えるかも知れないが。
しかし男性主人公が何一つ女性からは助けられることがないし、求めるものはないのならば、つまり本当の意味では女性を必要とすることもなく、そしておそらくは、真に対等な立場であることもない、そういうことでもある。
常に常に、上の立場から助けることだけができる存在として描かれているということだ。
まあ少なくとも私はそう受け取った。
でも、女性はそうした、無条件の、見返りを求めることはない助けを望んでいるのではないか? と言われるかも知れないが。
望んでいる女性もいるだろうが、そうではない女性もいるとしか言えない。
これは古い昭和の時代のヒット曲である。私が生まれる前だから、戦後の昭和でも、かなり古い時代の歌である。
灯台守をする夫とその妻の物語で、ここではもちろん、夫婦で助け合う姿が歌われている。
こんな風に、今で言う『ジェンダーによる性役割分担』はありつつも、まあ少なくとも、女性も一方的に助けられるだけの存在ではないのである。
それなのに、令和の時代になって、女性が自立よりも男性に頼りたがり、しかも女性のほうは決して男性主人公を助けることはないのに、一方的に助けられる話を読むのは、まあきつかったのてある。
言いたいことはそれだけである。
それでは今回は短いがここまで。
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