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冷静な状態での判断は正しい

 だから何を判断するにも、まずは自分自身の冷静さを取り戻す事が大事である。

 何かをしようとする時、きっといろんな人がいろいろな事を言うだろう。一見正しそうでも、本当はそうではないかも知れない。

 他の人にとって正しくとも、私にとっては正しくないのである。

 それを判断するのは、何よりも自分自身の平静さ、冷静さで、心が落ち着いた状態での判断は、おおむねにおいて正しい。

 逆に言えば、他の人の言う事を聞き入れようと言う時、その人が冷静ではない状態で言ったのならば、あまり正しくはないかも知れない。

 特に押し付けるような、圧の強さを感じさせる場合は要注意である。

 だいたいそのような言い方をする人は、四六時中、他の人から拒絶されるような経験をしているはずである。

 要はテイカー状態になっているんですな。残念ながら、あなたの言う事を『良いこと』『正しいこと』だと、受けとめなくてはならない義務は誰にも無い。

 いや、義務があると思ってもいいのだが、実際問題として大抵の場合、あなたには強制力はないはずである。

 テイカー状態でいると、実際に拒絶される事が、うまくいかない事が多くなるはずだが、それだけでなく、拒絶された時にあなた自身が受ける心理的ダメージも大きくなるはずだ。

 どう受けとめるかは相手次第だと思っていればダメージは受けないはずである。

 事実としてそうではないか?

 あなたが正しかろうと間違っていようと、相手の反応をコントロールはできない。少なくとも全てコントロールはできないはずである。

 私自身の課題としては、相手がテイカー状態で言っている時に、感情を揺さぶられないようにする事である。

 そう、もしも相手の言う事に同意できなければ、テイカー状態で言われると、とてもネガティブなほうへ感情を動かされるのですな。

 それは受けとめる側の問題もあろうが、やはりテイカー状態になっている側の問題でもある。

 さて、ここまでギバー状態で書いてこれたはずだ。

 試しにこうしてみよう。

 「テイカー状態で、押し付けがましく言わないでくださいね。そういうのは、とても人を不愉快にさせますよ。自分が正しいではなくて、相手にも相手なりの考えがあると、頭においておくべきだと思います」

 と、まあこんな感じが、テイカー状態である。

 いや、お前が言うな、になっているな笑

 当然、相手は反発する。反発されればダメージを食らう。悪循環である。

 さて、これからはテイカー状態で言っている事を見ても、冷静さを保てるようになれればいいなと思う。

 冷静な時の自分の判断が一番正しいのである。

 自分にとって正しいのは、決して、こちらを動かそうとしてくるような相手の判断ではない。

 ここまで読んでくださってありがとうございました。また次回の記事もよろしくお願いします。

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