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新卒の就活で一生の仕事を決めろは無茶

0. はじめに

今回は、新卒の就活をテーマに書いていきたいと思います。

新卒時に決めた会社で一生勤めるべきかという昔からある問題。

結論としては、
新卒時に決めた会社に一生勤める必要はなく、自身のキャリアプラン、ライフプランと照らし合わせながら転職などの選択をしていけばいいと思います。

最近では、昔よりも転職が活発になってきており、企業側も事業拡大に伴い中途採用で人員の強化を図っています。

かく言う私も事業拡大を行う企業に、経験を積んだ即戦力として採用されています。

転職でキャリアアップをする人が増えている中で改めてこの記事を書く必要があるのかと考えました。

しかし、転職をする前を振り返ると新卒で入った会社を出ることに不安を感じてもいました。

そこで、今回は転職を経験した私の意見を誰かの参考になるように書きたいと思います。


1.学生の視野は狭い

まず、学生が行う職選びについて考えたいと思います。

よくある仕事の選び方を列挙してみました。

・自己分析を行い、自身の適正に合った仕事に就く

・憧れている仕事に就く

・給与がいい、知名度がいい企業に就職する

・なんとなく


もちろん、他にも仕事の決め方は様々あると思いますが、どの決め方でも学生には無理のある方法なのではないかなと思います。

その理由がズバリ学生の視野が狭いからです。

学生は社会人経験が無いため、視野が狭く、完全に適した仕事に就くことはできないと考えます。


仕事を通して経験値を積むことで自信に適した仕事を見つけていくことができるものです。

これはいい面にも悪い面にも言えることです。

自分に適していると考えていた(憧れていた)仕事が全く合わないこともあれば、他者が苦労している仕事を自分は苦なく成果が出せることもあります。

これらのことは、仕事などを経験することで気づけるものであり、学生時代には完全に把握できないものです。


2.求められるスキルは変わる

 次に新卒時で一生の仕事を決める必要のない理由として「求められるスキルの変化」があります。


新卒時にある仕事が10年や20年後もあるかはわからない。存在はしていても需要がほとんどなく給与が上がる見込みがない。昔はなかった職の需要が高まり、一定の業界で人手不足になる。

上記は、今後起きる可能性があったり、実際に起きていたりすることです。

昔ならば証券会社で証券マンが注文を捌いていたものが、コンピューター化が進むことで現在はシステムに置き換わって証券マンはいません。

一方で最近はシステム開発やIT系の職種の需要が高いです。


時の流れと共に求められる職種は変わっていきます。


仮に自分が新卒時に選んだ職種、業界の仕事の需要が減っていき、気づいた頃には職を失っていることもありえます。


3.天職の8割は偶然で決まる

最後にキャリア研究で有名なクランボルツの研究に触れて、新卒時の職にこだわる必要はないことを示そうと思います。


スタンフォード大学のジョン・クランボルツは成功者のキャリアの8割は偶然によって形成されていることを明らかにしました。

さらにキャリアは偶発的に生成される以上、「いい偶然」を招き寄せるための習慣に向けるべきと主張されております。


この研究結果から、天職と呼ばれる仕事は偶然に見つけられるものであり、必ずしも新卒時に選んだ仕事ではないことがわかります。

初期に選んだ職に拘る必要はなく、天職に繋がるチャンスに挑戦していく必要性もあることを示していると考えます。


これらのことから新卒時の会社、仕事にこだわりすぎることはないと私は考えます。



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