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『eien.』

最後の企画から約4年2ヶ月、4回目の企画。
なぜ開催しようと思ったのか語ろうと思う。
というか知ってほしいなと。

(拙い文章ですがお付き合いを、長いです。)

①過程


2019年夏頃に、心身と共に疲弊してしまい大好きな静岡県という地から全て捨ててもいいという覚悟で逃げるように去ってしまった。

色々な人の助けがあり愛知県での生活がはじまり落ち着いてきた頃には、生活することに必死でライブハウスからも離れてしまっており、日常の生活からライブハウスに遊びに行く事が無くなっていた。
それでも音楽が大好きという気持ちは一ミリも変わらなかったし、ずっと心にモヤモヤを抱えたまま平凡な生活を続けていた。
それよりも日常の生活に追われ、責任と重圧で生きる事に必死だった。  

時間だけがすぎていった。

②きっかけ


2022年1月9日月曜日 

4人姉弟の2番目の姉が突然亡くなった。
仕事中に母から泣きながら電話がかかってきた時にはもう手遅れで急いで新幹線で向かった。
身近な死というものに対面したことが無かった自分は、ただただ混乱したままで立ち尽くす事しかでき無かった。
葬儀と通夜までに約5日間ほど地元に滞在したずっと何かを失った感覚で姉の事が頭から離れなかった。
遺品整理で部屋を片付けていた時に、
23歳の誕生日に手紙を貰ったのを思い出した。
その当時は何気なさすぎて読みもしなかったがふとなんだか読んでみようと思った。

愛知に帰ってきた時に手紙を読んだ。
そこには姉らしい汚い字で、
『自由に生きろ、はじめらしく』
その一言とお祝いのメッセージが添えられており、何気ない一言だけどモヤモヤが晴れた気がした。
姉とは仲良くしてたほうで愛知にきた自分を心配して沢山話を聞いてくれた。
ずっとずっと味方でいてくれてた。
姉だけは肯定してくれていた。

『自由に生きろ、はじめらしく』

自分の好きな事を自由にやりたい!
あの頃のやってみたい!やってやる!で突き動かされていた自分に戻りたいという気持ちと意味を込めて企画をまたやろうと思った。
やらないで後悔することはもうしたくなかった。

③ 『eien.』

永遠なんてないんだ。
無いからこそ永遠に続いてほしいと願う。
永遠に続いてほしいと思う瞬間を取り戻しに。
自由に踊ろう夜更けまで。

物事に終わりがあるからこそ、
永遠に続いてほしい終わりなんてこなければいい。
せめて音楽を聞いてる時にはライブハウスにいる時には大事な友達といる時には大事な彼女といる時には大事な家族といる時にはせめてもその瞬間だけは永遠を願いたいね。


ps.
あの当時助けてくれた地元の友達、当時付き合っていた彼女、地元バンドの友達、安城の友達や先輩、沢山の大人たち、そして大事なお姉ちゃんには感謝してもしきれない。
ありがとう。

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