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カスにならない哲学が生まれるまで

「なんで私、こんなにダメなんだろう…」

社会人1年目の私は、そう自問自答する日々を送っていました。

入社前は、地下アイドルの推しが卒業し、コロナの影響でライブもイベントも軒並み中止。ヲタ活というヲタ活も満足にできず、悶々とした日々を過ごしていました。

そんな中、YouTube動画編集やブログに挑戦してみたり、旧Twitterで発信ごっこしてみたりと、模索の日々。

「何か、自分らしい生き方を見つけたい…」

そう願う気持ちは強くなるばかりでしたが、現実の私は、社会人として求められるスキルも、明確な目標も、何も持っていませんでした。

ただただ、不安定な時代の中で、自分を見失っていくように感じていました。

そんな私が救われたのは、あるヲタクとの出会いでした。

「ハロプロのイベントに行かない?」

そう誘われた私は、軽い気持ちで参加することに。

しかし、そこで見たのは、熱狂的なファンたちの姿、そして、ステージで輝くアイドルたちの姿でした。

ハロプロの音楽、パフォーマンス、そしてファンたちの熱気に触れ、私は久々に心が躍る感覚を思い出しました。

「私も、こんな風に、何かを熱狂的に好きになれるものを見つけたい…」

そう思った私は、ハロプロのイベントに頻繁に通うようになり、やがてその運営に携わるようになりました。

イベントの企画、運営、そして時にはステージに立つことも。

アイドルとしてステージに立つことは、決して簡単なことではありませんでした。

しかし、歌い、踊り、そしてファンと一体になる瞬間、私は自分の中に眠っていた何かが目を覚ましたように感じました。

「私は、こんなにも、人を楽しませることができるんだ…」

そう実感した私は、イベントの運営を通して、多くのことを学びました。

企画力、コミュニケーション能力、そして、何よりも大切な、人を喜ばせるための「熱意」です。

そして、ハロプロのイベントを通して、私はもう一つ大切なものを手に入れました。

それは、「セトリ予想」という、キチガイめいた発想でした。

「次のライブで、どんな曲が演奏されるんだろう?」

ハロプロファンなら誰もが考えることですが、私はそこに、深い考察と分析を加えていました。

過去のライブのセトリ、メンバーのコメント、楽曲のテーマ、そして、最近のイベントの傾向などを分析し、次のライブのセトリを予想する。

そして、予想が的中した時は、まるで自分がそのライブを成功させたような喜びを感じました。

「セトリ予想」は、単なる遊びではありませんでした。

それは、私にとって、未来を予測し、戦略を立てるための訓練であり、自分の分析力と洞察力を磨くためのツールでした。

そして、この「セトリ予想」は、やがて私の哲学へとつながっていくのです。

大学時代の五月祭。

私は、このイベントの企画に携わっていました。

「今回の五月祭で、どんな企画が成功するんだろう?」

そう考えた私は、これまでの経験を活かし、「学祭セトリ予想」という発想を思いつきました。

「学祭で、どんな音楽が流れれば、みんなが盛り上がるのか?」

「どんな企画なら、学生たちの心を掴むことができるのか?」

私は、過去の学祭のデータ、学生のアンケート、そして最新のトレンドなどを分析し、五月祭のセトリを予想しました。

そして、その予想に基づいて、企画を立案し、実行しました。

結果、五月祭は大成功。

学生たちは、予想外の企画に興奮し、会場は熱気に包まれました。

「自分の予想が的中し、みんなが喜んでくれた…」

その喜びは、これまで味わったことのないものでした。

そして、私はそこで気づきました。

「セトリ予想」は、単なる遊びではありません。

それは、人生におけるあらゆる場面で、成功するためのヒントを与えてくれる、強力なツールなのです。

「どんな仕事に就きたいのか?」

「どんな人と結婚したいのか?」

「どんな人生を送りたいのか?」

人生におけるあらゆる選択は、まるでライブのセトリのように、事前に予想し、戦略を立てることができるのです。

「セトリ予想」を通して、私は、人生における目標設定、戦略立案、そして、実行するための重要なスキルを習得しました。

そして、これらのスキルを駆使することで、私は、社会人として、そして、一個人として、より充実した人生を送ることができるようになったのです。

「カスにならない哲学」とは、まさにこの「セトリ予想」から生まれた、私の生き方そのものです。

社会人になった私は、もはや、あの不安定な日々を送る、ただの「カス」ではありません。

私は、自分の「哲学」を武器に、日々を生き抜き、成長し続けています。

そして、これからも、ハロプロの音楽を通して、君たちに「セトリ予想と人生の教訓」を届け続けたいと思っています。

一緒に、人生というライブを、最高に盛り上がり、最高に楽しいものにしていきましょう!

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