20220202

2がたくさん並んだので記念に書いとこうと思った。

今日は母方祖父の誕生日。
生きてれば85歳。
親族で唯一タバコを嗜む祖父だった。

先週、その祖父が夢に出てきた。

いつものようにタバコをふかしながら畑作業をし、
私たちが来たのを見つけると
「喫茶行くかー」と珈琲を飲みに出かけるのだった。
懐かしさのある夢だった。

祖父は、孫の私が言うのもなんだが
藤田まこと似のイケメン。
お通夜の席で、近隣の奥様方による
祖父のファンクラブ？見守る会？
みたいのがあったのを知って驚いた。

妻である祖母は
祖父が亡くなる10年前に他界している。

祖父はのらりくらりな感じの
掴みどころのない人だったけれど、
亡くなる1,2年前に会ったとき
しきりに
「人に迷惑かけたらあかん」
と強く言っていた

聴きながら、これは祖父の人生が
詰まった言葉なんだな、と思った

トラックの運ちゃんをしていた祖父、
ガソスタで働く祖母と出会い結婚。
母が生まれ叔父が生まれ、
そのうち祖父は祖母と自身の兄弟とともに
合板工場をやりはじめた。

その頃なのかその前からなのかわからないけれど、
飲み歩いては午前様なことが多々あったらしく
祖母はキリキリマイだったとか。
叔父曰く、祖母は
「馬車馬のように働いていた」そうな。

祖母が64歳と
大腸がんにより少し早めに召されたのは、
直接ではなかったにしろ
そういうことの積み重ねがあったからかもしれない。

そして祖父の「人に迷惑かけたらあかん」という言葉。
あれは祖母への贖罪もあったのだろうな、と思う。

知らんけど。

そんな祖父を思い出す、2月2日
亡くなる前日に会ったとき
灯火が今まさに潰えんとする中の
精一杯の目の輝き、忘れないよ。

ありがとう、またね。