3行日記 2024/5/9
生まれて初めて胃カメラ検査をした。2、3日前から緊張し、前日は家事も手につかず、胃カメラのことばかり考えて1日を過ごした。
当日にいたっては、病院に着くまでの記憶があまりない。鎮静剤をした上での検査だから、寝ている間にやってくれるから、気づいたときには終わってるから…という友人らのセリフを呪文のように無声音で唱え(怖い…)待合室で呼ばれるのを待った。
いざ処置室に入り、血圧を測ったり胃をきれいにする薬を飲んだり喉の麻酔というゼリーを飲んだりする間、「初めてなんです私」と何度もアピールした。そんなことをして何になるのだ!と今となっては思うが、その時は、そういうことなので痛くしないでねと看護師さんにアピールしていたのだと思う。
そして横向きになり、鎮静剤をうつための点滴注射がなされると同時に私はもう口を開くことすらできなくなっていた。
「こんなに岩石のように体を硬くしていたら鎮静剤効きませんよ」と看護師さんに言われ、精一杯ダラーンとしようとしたが、無理だよ(>_<)。
先生が来るまで待っててと部屋を暗くして看護師さんはいなくなった。早く眠りにつかないかなと目をつぶり待ったが、5分くらい経ったはずなのに一向に眠くならない。
体が岩石だからやはり効かないのか?どうしよう…と不安が押し寄せた時、先生がやってきた。
「はい、マウスピース加えてください」と先生に言われ、「先生、まだ全然眠くならないんです!どうしたら…」と訴えたら、「それはそうです!まだ鎮静剤入れてませんから、今から入れていきますからね」と冷静に答える先生。なんだ、点滴確保しただけだったんだ、よかった、よかった………………。そのあとの記憶は一切なし。
目が覚めたら違う部屋で寝ていた。
小一時間寝てから、結果を聞きに診察室へ。
今まではバリウム検査だったが、人生折り返し地点をまわったのだから、これからは検診内容も変えていく必要がある。怖いけれど体のためだし、病院でも負担が軽くなるように色々考えてくれているし。
勇気を出して検診に行こう。
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