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私と国際協力 6

※記事のタイトルを変更しています。
本日はこの記事の続きとなります!

台湾に現地の大学生達と一緒にサマーキャンプを開催しました。サマーキャンプは小学校で3日間実施し、50人近くの子ども達が参加してくれました。

各班に子ども5〜6人、台湾人と日本人の大学生1人ずつで組まれました。チーム対抗や給食はこの班で行動していました。私の班の子供たちは本当に自由で、やる気のない子が2人いて先行きが不安になったのを今でも覚えています。苦笑

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そして初日にいよいよ日本語クラスが回ってきました。しかも、最初は私が担当した日常会話からでした。

私が日本で作ったPowerPointを台湾人の学生に添削してもらい、教える際は私が英語で話す→台湾人学生が中国語に訳して伝えるというスタイルで進めました。50人以上の前でレクチャーした経験がなかったので、最初はマイクを持ちながらガクガクしていましたが通訳がいてくれたおかげでだいぶ緊張が解れました。

簡単な挨拶から自己紹介まで発音を確認したところで、周りの人と会話する時間を設けました。すると、5名程フラフラしている子たちを見かけました。何を言っているか分からないので通訳してもらったら「面白くない」とのことでした。グサっときましたが「挨拶だからあまり面白くないよね、でもせっかくだからちょっと話してほしいな」と通訳を通して伝えてもらいました。全員が興味を持ってくれるとは思っていなかったので想定内のことでしたが、でも実際に言われると刺さりました。

そんな子供たちもいた中、無事に私のレクチャーが終わろうとした瞬間に「KSM!これ見て!」と台湾人学生が声をかけました。その方向を見ると、私の班の男の子(小6)が熱心に私がレクチャーした内容を日本語と中国語でノートにメモしていたのです。「KSMがレクチャーしてる時も私たちにこのフレーズで話しかけてくれて、楽しいって言ってたよ」と加えて教えてくれました。私はここまで真剣に聞いてくれる子がいるとは想像もしていなかったので、嬉しい気持ちで目頭が熱くなりました。私が今の仕事で大切にしていることを教えてくれたのは、間違いなくこの出来事がきっかけです。


成果よりも、まずは「楽しい」と感じてもらう。
そして、興味を持って真剣に取り組んでいる生徒に真摯に向き合う。


この活動で支援するどころか、私のほうが多く学んで得ることがたくさんありました。社会人になって「国際協力に携わりたい」と志すようになったのも、学生時代の活動で得たことを必要としている場所に還元したいからです。以前、協力隊の志望動機について書いた際に述べていたことはこの出来事に繋がっています。


話が繋がったところで、私のレクチャー回はここで終わりますが、サマーキャンプの内容はまだ続きます。最終日まで詳しく書いていきますので、次回もお付き合いください。


Life is a never ending journey,

KSM






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