官庁訪問体験記⑤

1クール3日目続き!(2021年6月16日追記)
最初に言っておくと、私はこの日10回面接があった。(まじ、ブラック臭しかないじゃん。最後の面接終わって待合室帰ったら、参加者全員帰宅してひとりぼっちだったし。21時回ってたし。)
面接の順番がうろ覚えで申し訳ないけど、どんどん紹介します。
3人目 シニアの男性係長。他省庁かどっかに出向してて最近帰ってきた教育系の人。(ちなみに、1人目と2人目は科技系)。柔らかい印象の人で、面接カードに沿って面接と逆質問が多かった。あと、文科省は全体的に自分の経歴を紹介してくれた。ここでは、興味ある分野とかひたすら聞かれたけど、文科省に興味もなく1ミリも企業研究していなかったので、「ライフサイエンスがしたいです。だけども、私は色んなことにチャレンジしていきたいので、様々な部署を経験していきたいです。3人目さんのこれまでの経歴の中で特に印象的だった経験を伺えますか。」と毎回質問してた。この質問の後は、適当に深掘りできそうな質問を投げたり、例えば、出向経験や民間経験があれば、文科省に対して何か見方が変わったのか?とかいくらでも質問の選択肢を増やすことができるし、結構長く話してくれるから、間がもつ。

4人目 リクルーターの女性係長(科技系)私の大学に説明に来てくれてた人。面接というかは、スーパー相談タイムみたいな感じだ。だけど、ここでも人物評価されてる気がしたから、気を抜かないほうがよい。不安なこととか、業務以外の面について質問できるチャンスなので、女性の働き方について聞いてみた。(結論、めっちゃ主観で言うと、総合職は女だろうが残業しまくり前提だし、特に男は残りたがりの人凄い多いから早く帰りたいのであれば、最低限の仕事をするか、優秀になるか、女ならさっさと結婚して子供2.3人を2.3年おきに産んで産休、育休、時短勤務のフルコンボで凌ぐくらいかな。小さい子供いて早く帰っても、国会当たれば電話もメールもバンバンしてるけどね。)噂では、リクルーターが推してくれれば評価がupするとか。

5人目! 課長補佐なりたてくらいの男性。(科技系)適当に面接して、この人の経歴聞いて終わり。

6人目!4人目で面接したリクルーターに教育系の人とも面接して話を聞きたいと言ったら、教育系の女性係長との面接をセッティングしてもらった。女性係長の経歴と今の部署での業務の説明を聞いて逆質問。逆質問については、あらかじめストックを作っておくとよい。コツさえ押さえると、自分のアピール+相手が勝手に話してくれるだけで高評価を得られる、時間になるため私は逆質問に力を入れていた。
実際の質問例としては、
①予備校でアルバイトしていて感じたことで、学生の興味と大学をマッチさせることがとても難しいこと、大学選び=就職に直結といった日本の社会構造について、純粋に学びの観点から考えると就職に有利不利の考えが入ることで大学・学部選択を迷うことになすること、これらについて自分の問題点を述べた上で、面接官にも考えや現在の施策について聞いてみた。
②これまでの仕事で一番やりがいがあったこと
③長く働きたいと思っているが、出産や育児の際の職場の雰囲気はどうなのか?(女性はとりあえずこれ聞いとけ)
④なんで文科省に入ったのか? などなど。

【ポイント】問題点のアピールとその問題に対する面接官の考えを聞くことでのちの面接で、こう考えていたが、〇〇さんと話してこういう視点もあるのだと学んだとかなんとか言って、面接の中で成長していますアピールになる。

書き忘れていたが、この面接の中で成長できるかどうかは、採用人数がそこそこいる省庁では重要視されている。

7人目!科技系の女性係員。面接というよりかは、年の近い女性と話して不安を解消しよう!みたいな面談だった。とりあえず、話すこともなかったけど、興味なさ過ぎて全く文科省の勉強をしていなかったので、科技3局(科学技術・学術政策局、研究振興局、研究開発局)の特徴的な課でのそれぞれの仕事内容や、これまで面接してきて思ったことなどを話した。

8人目!科技系の課長補佐。この人の面接はしんどかった。開口一番。ここ15階だけど地上何メートル?計算過程も教えてね!30秒!って言われた。官庁訪問でフェルミ推定ぶっ困れたのはこの人だけだったよ。適当に1階3m計算で~と答えた。感触的に緊張ほぐしのための質問ぽかった。そのあとは、なんで総合職なのか?なんで公務員なのか?なんで文科省なのか?とストレートな質問が飛んできたので、これはしっかり準備して答えるべし。
私はざっくり以下の通り答えました。全員が言いそうなことですが、堂々と答えるだけで十分通用しました。
総合職なのか?→正直に一般職であれば、経理や総務の仕事中心で、文科省である必要がない。総合職でないと、施策いわゆる社会を豊かにする仕組み作りができないからだ。
公務員なのか?→会社では、商品を買ってもらわないと国民(お客)を豊かにすることができない。公務員であれば、会社で働くより、少なくともより多くの人が必要とする商品(仕組み)を届けることができる。また、弱い人・マイノリティーにも貢献できる。(なぜ貢献したいかについても答えた。私はすべての人に機会は均等であるべきだと思っている。その結果、機会を使うか使わないかは個人の自由だが、例えば障害があったり、金銭的に難しい等で、機会さえ与えられない人もいるからだ。(例えば留学について考える、行くか行かないかではなく、留学に行ってみたいかどうかを考えることができるかどうか、ニュアンス伝わるかな。。。そもそも障害があれば、日常生活で精一杯で留学なんて考えられないと思うから。)

9人目!は疲れて記憶にございません。

10人目は上記にも書いたが、1人目と2人目の人で、もううちにおいでよ。他はいいから観光でもしてよ!と言われた人たちだった。勝ちですね。

私の年は、科技系14人入省していてそのうち3日目訪問は2人(そのうち1名私)なので、第1志望は初日で行くべきですね。ただ、他省庁との併願するひと多いから、文科省科技系は倍率は高くないんで狙いめ。まあ、同期だった人私含め3人辞めたけどね。

この記事需要あるかなとか思いつつ、分かる人が見たら完全身バレ記事を更新してる。国家公務員になるか迷っている人がいたら、私は民間の方がいいと思う。国→民よりも、民→国のほうが、転職活動楽だと思う。(肌感覚だけど。)私は、いわゆる大手企業一般職に転職が決まってて、一般職とか採用大学の偏差値下げて応募するなら、官僚してたで面接は通ったよ。言い方悪いけど、夫になる人がそこそこ収入あるなら、女は一般職のダブルインカムが精神的にも体力的にもベストかな。私は、学歴だけ見たら一般職は勿体無いと言う人が多いけど、総合職みたいにバリバリ働くのは嫌だ。公務員は30歳くらいまでチャンスあるし、私は民間をオススメする。

続く!

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