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余裕って必要だなぁと思った話

どうもsumiです。

ここでは、マイクロスクールに入学予定の娘のいる母が
教育について思うことや、日々感じていることなどを自由気ままに綴っていきます。



突然ですが、今保育園留学に来ています。
保育園留学って何?っていう方はこちらのサイトを参考にしてください。

我が家は、テレワークをしながら等ではなく、私は今働いてないし、夫は普通に夏休みを取って来ました。
特に移住体験とかの目的ではないですが、
私たちにとっても子どもたちにとってもすごく思い出に残りそうだし、
何より普段狭いコミュニティで暮らしている子どもたちの世界を広げてあげる良い機会と経験になるかなと思って申し込んでみました。
日曜日に到着して4日経ちますが、控えめに言って最高です。
宿泊施設は山の上の一軒家。
海に降りると保育園。
保育園の目の前は砂浜が広がる海。
小さいスーパーまで車で10分。普通のスーパーまで車で30分。不便なところだけど、自然豊かで癒されます。時間の流れがゆったりしてる。
ただ、1日に1回は宿泊してる家でムカデが発生してしまうのだけが辛いですw
金曜日までここで過ごし、3連休は少し足を伸ばして観光して帰ってきます!
まだまだ楽しみ!!

お迎え後、保育園の目の前に広がる砂浜で貝拾いを楽しむ子どもたちと私たち🐚
宿泊施設からの夕陽



前置きが長くなりましたが、
今回はタイトルの通り。
余裕って必要だなぁと思った話をしたいと思います。

遡ること1年前。
当時非常勤(週30時間勤務)で保健所の精神保健相談員として勤めていました。
週4勤務だったけど、勤務日の勤務時間は8:30〜17:00。
朝は7:30に子どもたちを保育園に預け、だいたい17:50お迎え。
朝もバタバタ。もちろん夜もバタバタ。
昔は体力がある方だったけど、子どもを妊娠して、妊娠悪阻×2や切迫早産×2を繰り返して安静にしなきゃいけない期間が長かったせいか、体力もガタ落ち。(現在進行形)。
昨年度は常勤の保健師さんがなぜか1人減らされて、非常勤の私にも影響があり、驚くほどの忙しさに見舞われてました。笑
仕事自体は楽しいし(事務仕事は苦手だったけど)、係の人たちもいい人ばかりで特に問題なかったけど、体力の落ちてる私は案の定帰宅後ヘトヘト。子どもたちと寝落ちする毎日。
唯一休める平日お休みの日はぐったり、土日も疲れが取れず、子どもたちと全力では遊べない日々。
そんな毎日を過ごしている中である記事を目にしました。
それはこちら。(実際に見たニュースは削除されてたので似たような記事を探しました)

時間と注意はあとから補充することができない。時間と注意こそ人生そのものだ。時間と注意を相手に差し出すとき、私たちはそれらを単に「費やしたり、払ったり」しているわけではない。自分の命を相手に与えている。

時間と注意は幸せになるために欠かせない材料だ。時間と注意は「私たちの命がわき出る貯水池のようなものなのだ」というほうが、「払う」「費やす」といった経済用語を使った比喩よりも正確だ。

貯水池から水の流れを導くと、特定の地域を潤すことができるのと同じように、注意を向けることで人生の特定の部分を活気づけ、豊かにすることができる。

だから、自分の注意がどこに向かっており、自分が大切に思う人と自分のメリットになるところに向かっているかどうかを確かめることに損はない(注意は双方に恩恵をもたらす)。

「注意は愛の最も基本な形だ」と言われる。

注意こそ人生の本質であり、時代を超えた、変わらぬ価値があるものだ。

「何に時間を費やすか」については今まで生きてきた中で考えたことは多々あったけど、「何に注意を払うか」についてはあまり考えたことがなかったので、自分にとって本当に影響力のある記事でした。
この記事をInstagramで紹介してくれた、様々な面で尊敬している絵本講師のちゃんこさん。

ちゃんこさんもVoicyで注意を払うことについて発信しています。

ちゃんこさんの仰る「苦手な人に費やす時間は1秒たりともない」という言葉。本当に共感します。今でも苦手な人やどうでもいい人に心を奪われそうになった時、この言葉を思い出しては意識をして考えないようにしています。

何に注意を払って生きていきたいか。
私は、周りの大切な人たち(特に夫と子どもたち)に注意を向けて生きていきたい。いつでも即答できます。
そう考えた時、1年前の私は、ちゃんと大切な家族に注意を払って生きているか疑問に思い、仕事は好きだけれど、今はある程度セーブをして働く時期だと考えました。

2024年3月の非常勤の任期まで待ち、退職。
同じような支援の仕事を週2〜3日ほどで働ける職場と出会い、6月から本格的に働こうと思っていました。
その矢先、第3子を妊娠してつわりがひどくなり、もはや無理ができない歳になってきたようで、仕事を一旦辞めました。
4月から今まで、本当にゆったりと生活できています。

以前は朝早くに子どもたちを叩き起こしていたので、朝は眠くて機嫌が悪く支度にも手こずり「早くして〜」が口癖だったのが、今では朝は9時までに子どもたちを送り届ければいいので、子どもたちも十分な睡眠を取れて、朝も上機嫌で起きてきます。私は相変わらず夜は子どもたちと一緒に寝てしまいますが、早朝起きて自分の好きなことができています。
日中は妊婦で切迫早産予備軍のため主治医からなるべく安静にと言われていることからそこまで活発には動けていませんが、できる家事をできるだけやり、毎日ほぼ手抜き料理だったのが、しっかりと手料理を振る舞えるようになりました。
時間があるので食生活も少し見直して、調味料もなるべく添加物がないものにしたり、生姜麹など麹作りにも手を出すようになりました。前の私には考えられません。笑

子どもたちに対しても余裕のある声掛けができるようになったり(怒ってしまうことももちろんあるけど)、会話が増えたりと、すごく充実した毎日を送っています。

自分に余裕ができたことで、うすうす気づいていた自分の苦手なことも明確になりました。
それは
・時間に追われること
・人にペースを乱されること

お気づきかと思いますが、
子育てはもちろん、ワーママには全く向いていない性格です。笑
子どもはいとも簡単に親のペースを乱してきますし、ワーママなんて時間との勝負。

それでも子育てできているのは子どもたちが可愛いからだし、それでも今まで働いていたのは、仕事をするのが好きだから。
そして、人と接するのが好きだし、仕事を通して家族以外の人と関わることで学びや気づきがあって自分の成長を実感できるから。
今思えば仕事を続けたいがために、自分の苦手なことに蓋をしながら生活していたのかもしれません。

でも今は、子どもたちが「お母さん!」と寄ってきてくれる、「一緒に遊ぼう!」と話しかけてくれるこの大切な時期を、自分に余裕のある状態で過ごしたい。
家族との時間を大切にしたい。
この思いがあって仕事を一旦手放そうという決断をしました。

ずっと第3子がほしいと思って1年半妊活していたけれど(不妊治療もしてました)、全然恵まれず、このタイミングで自然に授かれたのはきっと、時間にあまり追われないこの生活が自分に合っているからこそなのかなとも思います。

また、もう一つ考えることがあります。
この選択ができたのは経済的余裕もあってこそ。
私のこの選択を快く(じゃないかもしれないけど笑)OKしてくれた夫にもとても感謝しています。
経済的な余裕の上で成り立っている時間的余裕、選択の自由があるのは紛れもない事実だったりします。
そういった意味でも「余裕」をもつには正直、今の社会ではなかなかハードルが高いのかなとも思います。

家庭と仕事の両立は難しい。
ほんとに両立できている人はほんの一部で、たいていのワーママは何かを削りながら、諦めながら過ごしてるんじゃないかと想像しています。
私に余裕ができて1番実感してるのが、母親に余裕があって笑顔でいられると家族全員が幸せでいられるということ
母は太陽のような存在であるとよく言われるけれど本当にそうだなと思います。

きっと赤ちゃんが無事に産まれてきたらまた怒涛の毎日が繰り広げられると思うので、今のこの可愛い子どもたちとの時間を大切にして過ごしていきたいです。

ではまた。



大切な人たち




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