Kasumi

自然、旅、本、言葉、アートや不思議なものたち。そして日々の暮らしから、たちのぼり、こぼ…

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自然、旅、本、言葉、アートや不思議なものたち。そして日々の暮らしから、たちのぼり、こぼれていくものを拾い集めてみたい。 霞のように、香りのように。

最近の記事

「水色の家」の窓からー『愛と誠』そして『初恋』

「水色の家」ー古い洋館を訪ねて 旧尾崎テオドラ邸は、東京の世田谷区豪徳寺にある1888年(明治21年)に麻布に建てられ、昭和初期に移築された水色の洋館。2023年2月、NHKで「そして、水色の家は残った〜”世田谷イチ”古い洋館の135年物語〜」という番組が放映されていました。「憲政の神様」と言われた尾崎行雄の妻にして、尾崎三良男爵の娘、尾崎テオドラ英子。テオドラのために父が建てたといわれる洋館取り壊しの危機に際し、保存のために動き始めた漫画家とその輪。かつてその家に住んでい

    • 音香知新 1 調香師は語る①

      ふわり パリにアトリエを構える調香師、新間美也さんの新作香水Fuwari「ふわり、ばらひとひら」は、ローズ・ド・メ(Rose de Mai)からインスピレーションを得て、墨と筆で描いた、あるひとつのばら。 ー香りは傍にいられるもの。香りのようなささやかなものこそ気高い……と新間さんからは詩のような言葉が語られますが、実際の香水も、詩をつくることから始まるのだとか。 Miya Shinma Parisのコレクションはサロン・ド・パルファン(伊勢丹新宿店で秋に開催)で紹介された

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