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統計コンクールに出品しました

こんにちは。まねび茶屋のかすみです。

この夏、何度も何度も「なぜ私はこれをやると決めてしまったんだろう」と悔い、それでも来年もやろうかなと思ってしまうほどおススメな「統計グラフコンクール」の紹介です。

まねびギャラリーにどうしても残しておきたい作品です。

また、私とみほさんが所属する「読書KIDS親の会」に新しく入会された五輪さんの企画にも参加しようと思ったら、締め切りが9月10日。

期日があることで人は動かされるものです。

ではではいってみよう!!書いてみよう!!伝えてみよう!!


統計グラフコンクールとは

夏休みの自由課題の一つに『統計グラフコンクールへの参加』というものがあります。出品した作品は、審査が行われて、優秀作品は市区町村→都道府県→全国と選出されます。
(おそらくどの学校からも参加できると思うのですが、学校からの案内がない場合は問い合わせてみてください)

娘(小2)の小学校の場合は、6月にお知らせがきて、参加する場合は保護者への説明会に出席するよう指示がありました。

娘は同級生のお友達3人の仲良し4人グループで参加することにしました。

娘・花:マイペース。一番やる気なし。字がきれい。
Yちゃん:しっかりもの。4人姉弟の頼れる2番目。計算が超得意。
Tちゃん:しっかりもの。負けず嫌い。年齢の近い姉がいる。絵が上手。
Aちゃん:しっかりもの。大人しいが芯は強い。姉がいる。一番やる気。

見事にしっかりものが揃ったグループです。


テーマを決める

これまでの作品を参考にアイディアを出しあいます。
統計コンクールで検索するとたくさんの受賞作品がすぐに見つかるので、参考にしてみてください。
 「ランドセルの色調査」とか「おにぎりの具は何が好き?」「学校で一番楽しいのかなに?」など面白そうなグラフがたくさんありました。

女子4人。意見は分かれました。揉めている…
Tちゃん以外は「歌」Tちゃんは「本」
「じゃんけんにしない?勝った人が決めることにしよう」
誰かがそう言って、じゃんけん。
負けちゃったTちゃんが泣きそう。そこは私がフォロー。
「じゃあさ、Tちゃんが台紙の色を決めることにしよう!テーマを譲る代わりに大事な色決めを任せるよ!」

テーマは歌で決定

対象者は同学年の児童のみ。この対象者も学校全体にするのか、学年だけにするのか、みんなで話し合います。結果、2年生だけで180人近く在籍するので同学年だけで十分という結論になりました。
(というより、ここは私が誘導しました。学校全体だと1000人以上になり集計がかなり大変になることが予想されたため)

アンケートの質問内容を各自で考えてくることを宿題とする。

アンケート内容を話し合う

それぞれが書いてきたアンケートの質問をそれぞれが書き込んで1枚の紙にまとめて学校に提出します。

学校で印刷をしてくれるので、それを各クラスに子どもたちが配ったそうです。


集計作業

返却されたアンケートを見てびっくり。
2年生にアンケートを取るのって難しいんですね。「1つ選んで」と書いてあっても複数回答していたりなど有効回答を選別するところからスタートです。
2人1組になって集計作業。一人が読み上げて、もう一人が書き込む。こんな単純作業も2年生にはハードルが高くて、地味に揉めたりもします。

しっかりさんとしっかりさんの組み合わせは主張がぶつかるので、見守りつつ、声をかけつつ…

集計結果が出たら、質問と数値を照らし合わせてどのグラフが最もわかりやすく表せるかを考えます。
原則、学校で習ったことがあるグラフを使うため、2年生は棒グラフと絵グラフ。

棒グラフ2つ、絵グラフ2つに決め、一人一つずつが担当することにしました。

担当決めもやっぱりじゃんけん。もちろん揉める(笑)
やる気満々のTちゃん、Yちゃん、娘の希望がかぶりました。
じゃんけんで勝ったのは娘…Tちゃんが泣いちゃう。嫌だ!コレが良い!と主張。娘、あっさり譲る。しかし、一度は譲ったのに迷いだす(笑)
娘とYちゃんには「じゃあ、その代わりココを任せるよ」と提案し、解決。
決め事は揉めることも多いのですが、それもまた経験。
Tちゃんのお母さんから後ほど「Tが負けたのにごねて譲ってもらったみたいだね」と連絡がある。Tちゃん、その場ではできなくてもおうちで反省していたんだね。

構成を考える

上に棒グラフ、下に絵グラフで構成することに。スペースが決まったので、それぞれの質問ごとの集計結果を持ち帰り、グラフの下書き作成を宿題としました。

その後、何度も練り直します。

下書きを並べてみます。
棒グラフでは一人当たりの長さを何cmにするか、絵グラフでは一つの絵で何人を表記するか、それぞれの担当の子といっしょに考えます。

下書きが完成したら、各自清書に入ります。
ベースの紙は水色なので、見やすいように各自の紙の色も決めました。




完成まであと少し


各自の担当グラフが完成。
集計結果とグラフの数値にズレがあったら審査の対象にならないため、何度も確認します。

感染状況が変わっていく中も、思うように集まれなくなり、何度も何度もお母さんたちとラインで写メのやり取りをして、力作が揃いました。

余白にはそれぞれのグラフごとの感想を入れることにし、娘といっしょに感想用の紙をポストに配りに行きました。


やった!完成!!

ようやく完成!!じゃじゃん👇

添付する集計表の清書は、娘が一人でがんばってくれました。

完成まで1ヶ月。4人の子どもたちと私(笑)の超大作です。

みんなよくがんばりましたの花マルです!!


あとがき

統計コンクールに参加した生徒は1000人以上の大規模小学校でも20名もいなかったそうです。

中1の息子の小学校時代には、一度も挑戦したことはありませんでした。本人がまったく興味がなかったこともありますが、何より「親の私」もそんな面倒なことはしたくないと思っていたからです。

きっかけは、毎年統計コンクールに参加された息子の同級生のお母さんから「とても良い経験になるから是非やってみて」とアドバイスされたこと。
夏休みの良い思い出になるかなと気軽な気持ちで挑戦してみました。

けれど、冒頭でも書いた通り、何度も「何でやることにしたんだろう」と思うほど、大変でした(笑)やり始めたらわからないことだらけで、その度に知らべて、それでもわからなくて担当の先生に電話したり…


ますます進展していく情報社会において、今後これまで以上に「統計学」の重要性が高まると言われています。
書店に行けば、こんな本もたくさん並ぶようになりました。

本を読むこともとても勉強になりますが、自分自身でアンケートを取って、集計して、グラフにして、考察するという経験に勝るものはありません。

そこまで言うからには、来年も参加するんですよね?と問われたら…

「そ、そのつもりです」と自信なさげに答えたいと思います。


読んでくださってありがとうございました。

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