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アイコンものがたり


アイコンを変えたきっかけはこの記事だった。

まねび茶屋を立ち上げに勢いをくれたのがタノ先生のアイコンだった。

一番元気な時にする笑顔のアイコン。(本物より可愛さと若さがオニ強め)

この子のおかげでまねび茶屋に活気が出た。

ピースサインの私は、本物の私に「よし!がんばろう!!」のパワーをいっぱいくれる。

でも、アクが強めなことが自分のコンプレックスみたいになっていて、そうしたら存在感を薄めたくなって人間以外のアイコンになりたいと思ったんだ。

そしてクリームソーダになったんだ。

ただ、ただ、好きだったから。

小さなころ、母と入る喫茶店は緊張した。
ご機嫌メーターの目盛りはいつだって気にかかった。

けれど、シュワシュワのメロンソーダは心のドキドキをかき消してくれたし、溶け出すアイスはあまくて思わず顔がゆるんだ。

「おいしい」と喜んでいる私を見る母の瞳は、もしかしたら植えついていた記憶よりやさしかったのかもしれない。

娘が炭酸を飲めるようになったらいっしょに飲みたかったクリームソーダ。

でもそれは叶わなくて・・・

あの頃の自分と娘を重ねて、おいしいねって笑いたかったから、クリームソーダをいっしょに飲めないのは悲しかった。

けれどもう私たち親子はいつもクリームソーダを飲んでいる。

毎朝、お湯を沸かして、どのお茶にしようかな?とちいさくわくわくして選ぶ。

お気に入りの耐熱ガラスのコップをクリームソーダコースターに置く。一日がやさしく始まる。

11月11日。

ながいながいトンネルを抜けたような気がして「おかえり わたし」と記した記事に選んだサムネはいちばん最初のアイコンだった。

そうしたらバクゼンさんがこんなコメントをくれた

このコメントを読んだ瞬間、戻そうって思った。私もサムネに入れる時、すごく心地よくて一緒にいたいと思ったから。

ただ、こうしてくまさんがコメントしてくれたことも本当にそうだなと思った。

クリームソーダだった頃の私も間違いなく私だった。
ノートを始めて1年弱。その半分をクリームソーダアイコンで書いてきたんだ。読み返せば大事な大事な記事ばかりだった。

決めた直後、クリームソーダにバイバイする私をとびっきりの笑顔にさせてもらう記事が舞い込む。

ハッシュタグの「クリームソーダはかすみさん」

この一言に私はなぜか涙がこぼれた。

さらに、この記事内には思わぬ偶然が隠れていた。中に埋め込まれた記事のみんフォトはみりこさんのもの。

私の「おかえり わたし」の中で紹介したゆうゆうさんの記事も同じサムネ。みりこさんのクリームソーダの写真。

みりこさんはおてて絵本にとんでもないプレゼントをくれた人だった。

本棚にみりこさんのマンガを飾っている。
ほんとは感想記事を書きたかったのにずっと書けなくって・・・ヘタクソがイヤで書けなかった。

太郎がいちばん好きなのは「セイギのイヌコさん」だよ。「このイヌコさんを受け入れちゃってる世界がなんかすごくない?」だって!みりこさん。


そしてもう一冊。あたらしく飾った本がある。

この本にクリームソーダの私がずっといてくれるんだね。

言葉にならないほどのありがとう。

いちばん初めはバクゼンさんのこの記事だった。

いつかの記事でバクゼンさんのことを想って書いた文章がある。

どれほど泥だらけのぬかるみを引きずったんでしょうか。そこに溜まった水の美しさに息をのみます。私はその水を飲みます。喉の乾きを潤すのではなく、明日を迎える余白をくれるから。

私はこの人の背中を見ていきたい。



おだんごさんに真正面で「よし!」とハグをしてもらったようで、バクゼンさんに後ろからやさしくおおわれたようで・・・

サンドイッチになった気分だ。

あ!サンドイッチ!!

ともさんがサンドイッチやさんを開いてくれたら・・・
大きくなった子どもたちに通ってほしい、そう強く願った記事。

大きく息を吸えるような、丸まった肩がふわっと開くような、緊張を解く魔法がかかっている気がしてならないから。


これが私のアイコン物語。

ありがとう。タノ先生のわたし。

ありがとう。クリームソーダ。

またよろしくね。龍を抱く女の子。



読んでくださってありがとうございました。
次はずっと書きたくて書けなかったことを書きます。読んでもらえたら嬉しいです。

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