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グリーフワーク足りてる?

ここ数日、根詰めてた反動なのか全くモチベーションが上がらず、せいぜいメールを打つくらいのことしかできず、止まっています。なんかよくわからないんですけど、ぼんやりしちゃって、頭ではこんなにぼんやりしていいわけないのもわかってるのに、頭が働かない。どーんと落ち込むわけでもないけど、心がハリをなくしているのがわかる。なんでなのかなあ、とかんがえたんですが、グリーフケアが足りてないのかなあとふと思ったんです。

グリーフケアとかグリーフワークでググると近しい人の死とか別れとか人がテーマになっているものが断然多いですが、私は今まであった(これからも続くと思っていた)事象が急になくなったりすることには、必ず欠落感というか喪失感が伴うと思っています。今回のCOVID19で色んな人がいろんな影響を受けたと思うし、私より大変な人もいっぱいいると思うし、その中でも頑張っている人がいっぱいいると思うので、私は甘えたこと言っちゃいけないし、どうしようもないことだから飲み込む以外にない。そもそもロンドンにいても日本にいても部屋にこもって勉強することは変わらないのだから。と考えて平気なふりをしていたんですけど、私個人にとってこの変化は大きな喪失感のあるものだったのでは?と思ったんです。

有名な若い俳優さんがなくなりましたよね。ものすごくファンだったというわけではなかったのですが、彼の出ていた番組が結構好きでよく見ていたので、びっくりしました。彼は夫と同じ歳で、あまりにも若すぎる死というのは、こんなショックを与えるのか、としょげました。私の人生とは直接関わりのない人だけれど、あると思っていたものがなくなることにはしんどさが伴うんだなと改めて感じました。じゃあ、もちろん、この緊急帰国だって、日本での修論だって私の気持ちに影響を与えていないわけ無いじゃん、と考えるに至ったんです。

周りで必死で勉強している人達がいっぱいいる図書館や同級生とするちょっとした話、バーで友達とビールを飲む時間、それがある日突然(本当に突然だった、一番中のいい友達と最後に直接交わした言葉は「また金曜日にね~」だった)蒸発してしまって、意味がわからないまま荷造りして、お土産を選んだりもできなくて、とりあえず1ヶ月分の自分用のデカフェの紅茶とお気に入りのビスケットを買い込んで帰国して、息つく暇もなく物件探して引っ越して、会社辞めて、一人でもくもくと大量の課題やって、修論進めて、テレビではずっと誰かが死んだとか、病床がどうのとかNHK緊急事の青帯がつきっぱなしで、ずっと雨が降っていて、洗濯物が乾かなくて。何かがぷつっと切れたような感じがしています。こんなん、何歳になってもしんどいにきまっとるやん。

こんなこといい大人がわざわざブログに書くことじゃないし、甘いんだよって言われても仕方ないことだけど、グリーフワークの一環で書かせてください。誰にわかってほしいというわけでもなくて、ただ自分の記録として書いておきます。けっこうしんどかったです。本当はけっこうしんどかったのに、麻痺させて”ないこと”にしてたから、今になっていきなり全部一気にきたっぽいですね。体と頭がいろんなことを拒否している感じ。でも今ゆっくりできないし、いまこそ頑張んなきゃいけないときなんですよねえ…。やれやれ。

もし、これ読んでる人でしんどくなっている方がいらしたら、それは今あなただけじゃないですよ。あなただけじゃないから頑張れって言ってるわけじゃなくて、ぜひ外に出して、しんどさを焚き上げて、成仏させながらなんとか折り合いつけてやっていきましょう。何かあったら、プロに頼ってケアしてもらいましょう。マッサージ屋さんとか美容室で整うこともあるし、カウンセリングが有効なこともあるしね。私も長引きそうならプロに頼ることにします。

皆様ご自愛ください。

それではまた


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