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建設コンサルタントに就職を決めた理由

実は大変言い出しにくいのですが、迷いに迷った結果の決め手みたいなすごいものはありません。ごめんなさい、不真面目で。建コン業界の研究もしたことなかったし、受けた会社が建設コンサルタントに属する企業だと知りませんでした。就活生の皆さんほんとごめんなさい。

もちろん、就活では結構迷いました。迷走していたのに近かったと思います。修士1年生の頃、研究室の先生から「とにかく行ってこーい」と、コンサル企業に2週間のインターンに送り込まれたのですが、とにかくその企業の人達がものすごく忙しそうだったので、私にはとても無理や、と思ってました。だから、最初は地方の住宅メーカーばかり受けていて、東京近郊で働くつもりなんてサラサラなかったんです。

ぼちぼち就活を進めていたら、地方の小さな工務店から内定をもらいました。ただその頃、大学院の研究を進めていく中で、どんどんGISを使った研究が面白くなり「GISの仕事も面白いなあ」、また「野外調査がある仕事が良いなあ」という思いが強くなっていました。ある日、大学附属演習林の技官さん(演習林の管理をしたり、実習のお手伝いをしてくださる職員さん)にGISの使い方を教えていたときに「えーかすきんさん、工務店に行くの?GISせっかく使えるようになったのに、もったいないよ。もっと経験を活かせる所が良いよ」と言われたんです。

「もったいない」

言われた瞬間からその言葉がぐるぐる頭の中を回り始めました。でももうその時は6月になっていて、ほとんどの会社は新卒募集を締め切っていました。まあ、このままきっと工務店に務めるんだろうな、と思っていたときに、研究室の指導教官が「かすきーん、この間学校で〇〇コンサルの社長さんに会ってさあ。まだ募集してるんだって。現場主義の会社で室内に閉じこもることはないし、GISは生きるし、かすきんに合ってると思うんだよね。経営状態もいいし、受けてみたら?」とお話をいただきました。

1週間ほどかなり悩んで(当時付き合っていた彼氏と色々あった)、選考を受けることにしました。選考は事前のSPIを受けたあと、選考当日は作文と3回(2回だったかもな)の面接を行い、その日のうちに内定が出ました。先生のお誘いからほんの数週間であれよあれよ内定をもらいました。今から考えてもすごくいいタイミングだったし、何より先生からの後押しが一番効いたのだろうと思います。紛れもないコネ入社です。

言い訳みたいですが、コネクションは結構大事です。ある時学会に出席していたら大学院生に声をかけられ、私の発表した内容に興味深い質問をしてくれて名刺まで頂いたことがあります。その人は次の年私の会社に入社し、後輩になりました。多分、会場の中にいた私の上司や同僚にも顔を売っていたのだと思います。ある後輩は学生時代インターンに参加していて面倒を見たことがありました。建コン企業は大学とのつながりを大切にしているところが多いですから、大学の先生に連絡をとって研究室から一本釣りで採用活動をしているところもあります。大学の先輩と会ってみたり、インターンも特に募集していなくても頼めば受け入れてくれるところもあります。就活されている方はご参考にどうぞ。

建設コンサルタント、環境コンサルタント、開発コンサルタントについて聞きたいことがあればコメント欄か質問箱からお気軽にどうぞ。


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