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縄のこと/写真のこと

※ 初めての方へ。筆者は趣味で縄(緊縛)をして写真を撮っている一般人です。写真はTwitterportfolioに載せていますので、よろしければ覗いてみてください。

去年の8月にカメラを買って半年くらいが経ち、撮った縄写真が1万枚を超えた。1ヶ月に1500枚くらいと考えると、多いような気もするし、そんなに多くないような気もする。

自分にとってはひとつの節目ということで、縄と写真に対して自分が今この時点で感じていることや考えていることを書き留めておこうと思います。今後も1万枚撮るごとに同じテーマで文章を書くと、考え方の変化が分かって面白いかもしれない。書きたいことは以下の3つ。

・なぜ縄をするのか/なぜ写真を撮るのか
・どんな縄をしたいのか/どんな写真を撮りたいのか
・これから何をしたいのか

なぜ縄をするのか/なぜ写真を撮るのか

縄や写真をする理由は、8割くらいは言語化不可能な衝動のようなものだけれど、残りの2割は、縄や写真を通して得られる体験や関係性が楽しいから、というもの。

自分には今、縄の先生と写真の先生がいて、定期的にレッスンを受けているのだけれど、その先生の下で技術を習得していくプロセス自体がとても楽しい。自分が心からカッコイイと思う縄をする人や写真を撮る人から直接レッスンを受けられるなんて、とてもラッキーなことなのではないか。

レッスンで教わった技術を自分のモノにするためには、当然、練習や実践の機会を持たないといけない。かつてはこれがなかなか難しかった。(縄や撮影に付き合ってくれる相手を見つけるのは自分にはかなりハードルが高かった。)でも、今は縁に恵まれていて、心ゆくまで縄や撮影ができる。縄の時間そのものも楽しいし、撮った写真を見て感想を述べ合うのも楽しい。ときどき撮影の依頼をいただけることもある。ありがたい。

そして、縄や写真の上達には、それを見てくれる人がいることも重要。最近はTwitterやportfolioにときどき写真を上げていて、それを見てくれる方がだんだん増えてきた。先生や友人は、縄や写真に対してコメントもくれるので、それを参考にまた実践する。とても楽しい。

つまり今は「技術の習得→練習と実践→人に見てもらってフィードバックをもらう」というサイクルが良い感じに回っていて、それがとても楽しいのだと思う。

どんな縄をしたいのか/どんな写真を撮りたいのか

縄筋がシンプルで美しく(装飾的ではなく)、辛く厳しく、キツさの先に充足感や幸福感があるような縄が好きで、そんな縄ができるような技量を身につけたい。

縛られた人間の美しさはもちろん、感情の動き、プライベートな生々しさやリアルさ、肉や骨の軋み、関係性の豊かさや歪(いびつ)さ、人間存在の愛おしさまでを表現するような写真が撮れたら良いなと思っています。

これから何をしたいのか

Twitterに縄の写真を上げるようになったのが4ヶ月くらい前、portfolioで組写真を上げるようになったのが2ヶ月前。そして次の目標は、「次の1万枚を撮り終えるまでに、縄写真の同人誌を少なくとも1冊作る」こと。

縄や写真の腕を磨くうえでも必要なことだと感じるし、「作品」という形に仕上げることで新しく生まれる縁もあるように思うので、これはぜひともやってみたい。

その時、「自分で撮って自分が撮る」写真だけではなくて、「他の縄好きなカップルによるプライベートな縄時間を撮る」ということもしたい。性別やアマ・プロ問わず、ショーやSMバーでは見られないような私的で生々しい縄の写真を撮れたら嬉しい。(今のところアテがまったくないけど...)

次の1万枚はどんな写真が撮れるだろう。1万枚を撮り終えたとき、自分の縄や写真や考え方はどう変わっているだろう。とても楽しみ。

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