春日権現験記絵 はじめに

始まりは、Twitterの「『春日権現験記絵』の現代語訳ってないのかな」という呟きを見たこと。いろいろ調べたところ、刊行されている現代語訳はないようです。

春日大社の縁起とも言える『春日権現験記絵』は1309年に西園寺公衡が、氏神である春日大社に奉納したものです。豪華絢爛な絵物語には藤原氏である西園寺家の政治的思惑も当然反映したものと考えられます。

この記事の中で、『春日権現験記絵』の現代語訳を試み、当時の生活様式、信仰の在り方、藤原氏の置かれている状況、説話としての側面を知ることができたらと思います。

私自身は、国文の専門家とは言える立場ではないものの、古文を学んでいる身です。学びの一環として、その過程を共有していくという立場をとります。ご意見やアドバイスがあれば、コメントいただければ適宜、訂正を行っていきます。


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