映画『ある人質 生還までの398日』を見た。

映画『ある人質 生還までの398日』を見た。公式サイトにあるコメント、池内恵氏と安田純平氏以外のコメントには違和感しかなかった。この映画については、最後に流れるダニエル・リウ氏のコメントが全てだと思う。「 #シリア からデンマークに来ている人々(難民)はもっとつらい経験をしている。」
シリア内戦についての映画やドキュメンタリーの多くがISISに寄ったものであるのは仕方がないし、この映画がそうだからと言ってその価値が減じる訳ではない。ただ、ダニエル・リウ氏が解放され、ジム・フォーリー氏が惨たらしく殺されたのをあらかじめ知られているので、いわゆるサスペンスのようなものを感じてはいけない。この映画の価値は実は別のところにあるのではないかと思う。シリアでも、おそらくその他の国でも内戦は戦闘員だけの物語ではなく、リウ氏はシリアに入った時に、戦闘には興味ない。人々の生活が撮りたいと言う意味のことを言っていた。そして、ISISに囚われ解放された映画の最後に提示される、僕が冒頭に上げた言葉、それで締め括られるのだ。再掲する。
#シリア からデンマークに来ている人々(難民)はもっとつらい経験をしている。」

https://398-movie.jp/com/com10.html #ある人質


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