あんまりファンが面白がってくれないジャニーズとレーベルの話(2023年バージョン)
はじめに
最新版はこちら。
実はジャニーズグループごとにレーベルが違う。
それで特典の量やら特典映像の画質が微妙に違ったりする。
体感として、エイベックスは特典の量がえげつなく、ポニーキャニオンのDVDの画質は微妙に悪いと思っている。今はまた変わってるのかもしれないが、こういう違いがあるのが面白い。あ、ジェイストームは冒頭のレーベルロゴが流れる瞬間の音が馬鹿みたいにでかいから気をつけてね。
ただ、この事務所は原盤権は事務所持ちなので、一般的なアーティストと権利関係のあたりが若干違うことは頭に入れておこう。
各グループとレーベル
少年隊:ジャニーズエンターテイメント(通称JE)→ジェイストーム(JE)
SMAP:ビクター
TOKIO:ソニー→ユニバーサル→ジェイストーム
※詳細はWikipediaを。
V6:エイベックス(avex trax)
トニセン:エイベックス(avex trax)→ MENT RECORDING
KinKi Kids: ジャニーズエンターテイメント(JE)→ジェイストーム(JE)
嵐:ポニーキャニオン→ジェイストーム
タッキー&翼:エイベックス(avex trax)
NEWS:ジャニーズエンターテイメント(JE)→ジェイストーム(JE)
KAT-TUN:ジェイストーム(J-One records)→ジェイストーム
※気がついたらしれっとジェイストームレーベルに統一されていた…
関ジャニ∞:テイチクレコード→インペリアルレコード→ジェイストーム(INFINITY RECORDS)
※インペリアルレコードはテイチクレコードのJ-POPレーベル
※INFINITY RECORDSは自主レーベル
Hey!Say!JUMP:ジェイストーム
Kis-My-Ft2:エイベックス(avex trax)→ MENT RECORDING
Sexy Zone:ポニーキャニオン→ UJ(ユニバーサル)
A.B.C-Z:ポニーキャニオン
ジャニーズWEST→:ジャニーズエンターテイメント(JE)→ジェイストーム(JE)
King & Prince:UJ(ユニバーサル)
SixTONES:ソニー・ミュージックレーベルズ
※クレジットは上記レーベル名だが、CDの規格品番はSME(ソニーの社内レーベル)
SnowMan:エイベックス→ MENT RECORDING
なにわ男子:ジェイストーム
Travis Japan:キャピタルレコード(アメリカ)、UJ(ユニバーサル/日本)
あくまで国内(トラジャは例外)の分になる。アジア圏ではだいたいエイベックスかソニーのどちらかで販売されるのが多い記憶がある。
また、詳細はWikipediaを見てほしい。
あとどこか間違いや抜けがあれば教えてほしい。
ジャニーズエンターテイメントとジェイストームについて
前からジャニーズ資本のレコード会社としてあったのはジャニーズエンターテイメント、通称JE。
一方、嵐がポニーキャニオンから契約を切られた時に作られたのがジェイストームである。
しばらく両者は併存していたのだが、数年前に、ジェイストームがJEを買う形で吸収合併のような形になり、会社としてのジャニーズエンターテイメントはなくなった。
ただし、レコードレーベルとしては存在しており、現在ジェイストーム傘下には下記のレーベルが存在する。
ジェイストーム(嵐、KAT-TUN、JUMP、なにわ男子)
インフィニティレコーズ(関ジャニの自主レーベル)
JE(少年隊、KinKi Kids、NEWS、WEST)
ちなみにジェイストームは映画事業や映像事業もやっている。映画やドラマのクレジットにジェイストームが入ったり、ジェイストームのスタッフ名が入るのはそういうことである。
したがってここから映画のDVDも出る。
A.B.C-Zが主演を務めた「応援屋」もジェイストームから発売されたのだが、彼らのレコード会社はポニーキャニオンだったので、ファンが騒然としていたことがある。
が、仕組みとしてはそういうことである。
個々のレーベルについて
レコード会社メインのレーベルではなく、そのグループのため、またはレコード会社とジャニーズが手を組んだレーベルが存在する。
関ジャニのインフィニティレコーズ(ただし、自主レーベルのため毛色は違う)。
トニセン、キスマイ、スノのMENT RECORDING。
キンプリ、セクゾ、トラジャのUJ。
それぞれ設立の流れや誕生、分離、再編が異なるので一概に言えないが、外部のレコード会社の方は複数グループが一つのレーベルになるよう、ひとまとめにする流れが、ある時から主流になっているように感じられる。
基本的にすでに所属している先輩たちがいるレコード会社に所属するパターンがほとんどだ。
2018年に、ジャニーズとユニバーサルが手を組み、そこにキンプリが所属したことがターニングポイントだと思うが、その後続けて、2020年にSixTONESがソニー、また、2022年にトラジャがアメリカのキャピタルレコード(日本ではユニバーサル)と契約に至ったことは非常に面白いし、この流れは定期的に続いてほしいと思う。
社会の空気もあるが、ジャニーズだからといって内部に留まるだけが正解でもなくなってきているので。
そして、意外にもグループの色を見て所属レコード会社は選択されているように思われる。
その他感想
2023年発売のなにわ男子のアルバム収録曲の作詞作曲編曲家のクレジットが「ジェイストームらしい」とSNSで話題になっていたが、それはレコード会社のプロデューサーの趣味と売り出し方向かと思う。
特に、ジェイストームとJEが同じ会社になったことで、よくお世話になっている作家陣が相互交流じゃないが、JEで見た人がジェイストームへ、ジェイストームで見た人がJEへ、ということが増えている感覚。
流石に今回のなにわ男子のアルバムほど知ってる名前が並んだことはこれまで無かったのだが、今の「なにわ男子」のサウンドを作るのはこのメンツ、と制作側が決めているのだろうと思う。それか、選んだらお馴染みのメンツがならんでしまったのか。ニワトリとタマゴの話になりそうだ。
また、ジャニーズにはお馴染みの作詞作曲編曲家、がいる。事務所お抱えの人というわけでもないのだが、どこかのグループで採用されたら、あれよあれよと他のグループでもしょっちゅう見かけるようになる人もいれば、ある1グループに集中的にクレジットされる人もいる。
案の定こういう話をするファンは少なかったりするが、例外として、KAT-TUNファンにはそういう層が多い(体感)。
最近、音楽番組の見逃し配信や期間限定YouTube配信が開始された。
もしかして、これをやるためにジャニーズとレコード会社が手を組んだ会社なりレーベルなりを作ったのだろうか?権利関係をクリアしたのは明らかである。
時代の流れ的に外へ外へ、となるのは必然だろう。
きっと、我々が考えている以上に時代は進んでいる。
さて、次のデビューはいつのことだろうか。
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