2024、レーベルの話

はじめに

これは2023年に書いた記事のアップデート版にあたる。
前回はグループに限ったが、今回はここ数年に解散、休止、退所した人も対象にして記載する。
また、2023年秋から旧ジャニーズ事務所関連企業の名称も変わったため、そこも反映する。

レーベル

ジャニーズ（初代）
ビクターレコード

フォーリーブス（所属当時）
CBS・ソニー

郷ひろみ（所属当時）
CBS・ソニー
※現在もソニー・ミュージックレコーズ（Sony Records）に在籍。1972年より在籍しており、同社所属の日本人アーティストとしては歴代最長の在籍期間。

シブがき隊（所属当時）
CBS・ソニー

田原俊彦（所属当時）
NAVレコード
→キャニオン・レコード/NAV
→ポニーキャニオン/NAV
※NAVレコードは現ポニーキャニオン傘下企業だった

近藤真彦（所属当時）
RVC（現アリオラジャパン）
→ソニー・ミュージックレコーズ（Sony Records、1985〜）
※アリオラジャパンは現在、ソニー・ミュージックレコーズ傘下のレーベル。
※歌詞の権利の関係で1作だけJE（現ストームレーベルズ）よりリリース。

光GENJI （所属当時）
キャニオン・レコード
→ポニーキャニオン

男闘呼組（所属当時）
BMGビクター

忍者（所属当時）
日本コロムビア

少年隊
ワーナー・パイオニア
→ワーナーミュージック
→ジャニーズエンターテイメント（通称JE）
→ジェイ・ストーム（JE）
→ストームレーベルズ（ELOV-Label）

※2024年、ジェイ・ストームからストームレーベルズへ社名変更（以下、同じ）

SMAP・木村拓哉
ビクター音楽産業
→ビクターエンタテインメント
→JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント（Victor Entertainment）
※社名変更によるもの

TOKIO ※詳細はWikipediaへ。
ソニー
→ユニバーサル
→ジェイ・ストーム
→ ストームレーベルズ（Storm Labels）

V6
エイベックス（avex trax）

20th Century
エイベックス（avex trax）
→ MENT RECORDING

※ MENT RECORDINGはジャニーズ事務所とエイベックス・エンタテインメントが合同で設立した株式会社、および同名のレコードレーベル。

KinKi Kids
ジャニーズエンターテイメント（JE）
→ジェイ・ストーム（JE）
→ストームレーベルズ（ELOV-Label）

嵐
ポニーキャニオン
→ジェイ・ストーム
→ ストームレーベルズ（Storm Labels）

タッキー&翼
エイベックス（avex trax）

NEWS
ジャニーズエンターテイメント（JE）
→ジェイ・ストーム（JE）
→ ストームレーベルズ（ELOV-Label）

山下智久（所属当時）
ワーナーミュージック・ジャパン
→SME Records

KAT-TUN
ジェイ・ストーム（J-One records）
→ジェイ・ストーム
→ ストームレーベルズ（Storm Labels）
※ J-One recordsの表記が消えたのは「楔」から、とwikiの記述がある。

関ジャニ∞
テイチクレコード
→インペリアルレコード
→ジェイ・ストーム（INFINITY RECORDS）
→ストームレーベルズ （INFINITY RECORDS）

※インペリアルレコードはテイチクレコードのJ-POPレーベル
※INFINITY RECORDSは自主レーベル


Hey!Say!JUMP
ジェイ・ストーム
→ ストームレーベルズ（Storm Labels）

中山優馬
ジャニーズエンターテイメント（JE）
→ジェイ・ストーム（JE）
→ ストームレーベルズ（ELOV-Label）

Kis-My-Ft2
エイベックス（avex trax）
→ MENT RECORDING

Sexy Zone
ポニーキャニオン
→ 【ユニバーサルミュージック】ユニバーサルJ （Top J Records）
→ UJ（Top J Records）
→ UJ（Over The Top）

※Sexy Zoneのプライベートレーベル。
※レーベル母体は「グルーヴ・ミュージックカンパニー（旧:ジャニーズ・ミュージックカンパニー）。
※名称変更が多いのと、権利関係がややこしい。ユニバーサルミュージックのwikiを見て。

A.B.C-Z
ポニーキャニオン

WEST.（旧称:ジャニーズWEST）
ジャニーズエンターテイメント（JE）
→ジェイストーム（JE）
→ストームレーベルズ（ELOV-Label）

King & Prince
【ユニバーサルミュージック】
ユニバーサルJ（Johnny's Universe）
→UJ （Johnny's Universe）
→UJ（Project K&P）

※King & Princeのプライベートレーベル。
※名称変更が多くてややこしい。ユニバーサルミュージックのwikiを見てほしい

SixTONES
ソニー・ミュージックレーベルズ
※CDの規格品番はSE（これはソニー内別レーベルSMEと共通。）

SnowMan
エイベックス（avex trax）
→ MENT RECORDING

なにわ男子
ジェイ・ストーム
→ストームレーベルズ（Storm Labels）

Travis Japan
キャピトル・レコード（アメリカ）
UJ（TJ project）（日本）

※TJ projectはアメリカのレーベルキャピトル・レコードからリリースされるTravis Japanの日本の流通を担当する部署とされている模様。
※米国の「キャピトル・ミュージック・グループ」のレコードレーベルの1つ。「キャピトル・ミュージック・グループ」はユニバーサルミュージックグループの傘下。

ジュニア
ジェイ・ストーム（JI Label）
→ストームレーベルズ（JI Label）
※2022年5月以降リリース無し

あくまで国内のみ。
トラジャはそもそも契約母体が米国のレコード会社なので別。
アジア圏ではだいたいエイベックスかソニーのどちらかで販売されるのが多い。

ストームレーベルズとは

以前より旧ジャニーズ資本のレコード会社としてあったのは「ジャニーズエンターテイメント」、通称JE。
一方、嵐がポニーキャニオンから契約を切られた時に作られたのが、現ストームレーベルズこと、「ジェイ・ストーム」。

しばらく両者は併存していたのだが、数年前に、ジェイ・ストームがJEを買う形で吸収合併のような形になり、会社としてのジャニーズエンターテイメントはなくなった。

ただし、レコードレーベルとしては存在しており、ジェイ・ストーム傘下に下記のレーベルが存在（2023年末まで）
ジェイストーム（嵐、KAT-TUN、JUMP、なにわ男子）
インフィニティレコーズ（関ジャニの自主レーベル）
JE（少年隊、KinKi Kids、NEWS、WEST）

2024年1月1日、ジェイ・ストームがStorm labelへ社名を変更。
それにより、JEもレーベル名を変更し、「ELOV-Label」（イーラブ・レーベル）へ変更となった。
そのため傘下レーベルは以下のようになる。

Storm Labels
TOKIO、嵐、KAT-TUN、Hey!Say!JUMP、なにわ男子

INFINITY RECORDS
関ジャニ∞（2024年2月4日より新グループ名）

ELOV-Label
少年隊、KinKi Kids、NEWS、中山優馬、WEST.

JI Label
ジュニア

ジェイ・ストームには映画部門などもあったが、そこがどうなっていくかは現時点ではわからない。

他のレーベルについて、雑感

レコード会社メインのレーベルではなく、そのグループのため、またはレコード会社とジャニーズが手を組んだレーベルが存在する。

設立当時の嵐におけるジェイ・ストームや、関ジャニのINFINITY RECORDSもその一つとも言えるが、ただし、資本は内部完結しているのでここでは対象としない。


トニセン、キスマイ、スノのMENT RECORDING。
こちらはエイベックスとの合同会社。

キンプリ、セクゾ、トラジャのUJ。
こちらはユニバーサルとの合同会社だったが、単純な合同会社ではないらしい。wikiの情報だけでは筆者は理解できなかった。申し訳ない。

それぞれ設立の流れや誕生、分離、再編が異なるので一概に言えないが、外部のレコード会社の方は複数グループが一つのレーベルになるよう、ひとまとめにする流れが、ある時から主流になっているように感じられる。

基本的にすでに所属している先輩たちがいるレコード会社に所属するパターンがほとんどだ。

2018年に、ジャニーズとユニバーサルが手を組み、そこにキンプリが所属したことがターニングポイントだと筆者は考えている。
近年はグループの色を見て所属レコード会社は選択されていると考えていいだろう。
それは2018〜2022年の間にデビューしたグループと各レコード会社の組み合わせを見ていれば理解できる。