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山椒のようなプラモデル、オーナーズクラブトヨタスポーツ800

「WBC見ながらポケ〜っと組めて今日中に(重要)組み終わるプラモなんかやるか〜」と選んだのはこの時に買ったオーナーズクラブのトヨタスポーツ800。小さいしパーツも少ないので野球見ながらやるのに丁度いいだろう〜と思って選んだのだが、ところがどっこい。手軽そうに見えてなかなか骨のあるまさに「小粒でもピリリと辛い」山椒のようなプラモだった。

小さいからと侮るなかれ

トヨタスポーツ800は「死ぬまでに一度はハンドルを握ってみたい、せめて助手席に乗ってみたい車ベスト3」に入るほど好きな車。実際にハンドルを握る機会はおろか、助手席に乗る機会もまだ訪れたことがなく、この先その機会が訪れる事もおそらくはないだろう。だけどプラモデルなら手に入れることができる。ただ、それなりに思い入れのある車なので、なんとなく手を付けることに抵抗があった。が、考えてみれば数百円のキットで限定版でもない。買おうと思えばまた買えるのだ。とりあえず作ってしまおう。

ここまではあっという間

と、作り始めて十数分、シャーシはさっくり形になった。内装はかなり簡略化されているものの「昔のツーシーターのコクピット」はそれほどごちゃごちゃとモノがあるわけでもないので、これで必要十分な印象もある。この時点で開始から20分程度。このまま行けばあと30分位で終わるかな〜?と思っていた。

このラインがめちゃくちゃ良いよね

ところが、だ。ボディ側に作業が移ると突然跳ね上がる悩ましさ。パーツは小さいし、貼り付け位置もガイドはあるが割とふんわりしている。とりあえず、メッキパーツを接着せねばならないので、接着面のメッキをナイフを使って剥がしていくのだが、これがまぁ小さくて大変。接着面自体もかなり狭く、夜も遅い時間だったのでパーツも見えづらい。もはや私の目には黒いパーツの段差とかがホント見えないのだ。おまけに、テールランプのクリアパーツは変形しているからなのかすんなり入ってくれない。

それでも、メッキパーツを貼り付けながら「だからみんないったんメッキを落とすのかな」とか「あーウィンドウとかメッキパーツはセメダインのハイグレード模型用を使うのが良かったんだっけー、もう貼っちゃったけど。」とかやりながらどうにかこうにか作業すること1時間半。
見事に三連勝を決めた日本代表チームの歓喜を見ながら私の机の上にもトヨタスポーツ800が爆誕し、同じく歓喜に包まれたのであった。

カッコいい、やった〜

しっかし、このオーナーズクラブ、噂には聞いていたが小さいからと侮れない細かさと手強さと満足感であった。とはいえ、手軽に買える分、ちょっとした失敗をしてもあんまり気にせず「ちゃんと作りたくなったらまた買えばいいか」と思ってどんどん手を動かせるのがとても良い。
そして、そのまま組んだだけでも、そこそこに手を動かすのでそれなりの満足感も得られる。この日作りたかった欲求を程よく満たしてくれる良いプラモ体験だった。
また買ってちゃんと色塗ったりもしてあげたいな。

それでは!

スケール全然違うけど結構良い


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