Juventusとトリノの街②
・いよいよ王都トリノへ
みなさん、こんにちはkassiです。今回からいよいよトリノへ向かいます。まずはトリノという街についてご存知の方もそうでない方もご紹介します。
トリノはよく日本でいう仙台みたいな地方都市と例えられる事があります。それは、東京やミラノからの距離感だったり、街の規模感が似ているためだと思います。ですが、僕はあえて日本の都市をトリノに例えるなら京都だと思います。
というのは、トリノはイタリアが初めて統一された時の首都であり、サヴォイア家の当主だったヴィットーリオ・エマヌエーレ2世は初めてのイタリア王国の国王だったからです。(詳しい歴史は割愛します。)
日本の京都はいわずもがな、千年の都としてずっと朝廷が置かれていた場所でした。
どことなく、中世の情緒溢れる街並みや整備された都市計画も個人的にはトリノと京都の共通している点だと思います。
いよいよそんなトリノの街に到着です。
フレッチャロッサで約1時間、ついにトリノへ到着しました。第一印象は先ほどまでいたミラノと全く異なる落ち着いた静かな街。観光は翌日に後回し、ホテルに荷物を置いてすぐ「アリアンツスタジアム」に向かいます。
・Juventus vs Frosinone
入口でスマートフォンに保存していたPDFチケットを読み取りボディチェック後いよいよスタジアムへ入場です。(イタリア旅行中ここのチェックが一番厳しかったです。)
コンコースを抜けてスタンドへ向かうと広がっていたのは、深夜眠い目を擦りながら見ているいつものアリアンツスタジアムでした。
この誰もいない試合前のスタジアムが見たくてわざわざキックオフの2時間前にスタジアム入りしましたwこの光景を見ているだけで感無量です。
スタジアムDJのコール&レスポンスによる選手紹介からInno Della Juventusの合唱、スタジアムの一体感が増しボルテージが高まります。祖母が間違えて買ってきたユニフォームを手にした時から早20年、ついに僕の目の前でユヴェントスの試合が始まります。
試合は早々にディバラのミドルシュート、CKからボヌッチの追加点が決まりお祭りムード。特にディバラのゴールは一瞬のスタジアムの静寂、その後の爆発した大歓声のギャップが忘れられません。ディバラと大好きなボヌッチのゴールでおなか一杯ですが、後は〆にあの男のゴールを待つのみです。
その瞬間は後半やってきました。そう、クリスティアーノ・ロナウドです。
マンジュキッチからのパスを受けたロナウドの狙いすましたニアへのゴールが決まり3-0。お馴染みSIUUUUUもばっちし決まりました。彼は翌週のCLを踏まえてここでお役御免。その後スコアは動かず試合終了です。
もうこれ以上何を望めばいいのでしょう。自慢っぽくなってしまうのであまり言及しませんがロナウドとディバラがホームでアベック弾を決めたのはこの試合だけです。(言っている)
実は海外でのサッカー観戦はこの試合で2回目でした。初めてのサッカー観戦はFA杯のマンチェスターUの試合で、当時のユナイテッドは伝説のトレブルのチームと並ぶ歴代最強クラスのチーム。前線では若き日のロナウド、ルーニー、テベスが大暴れしてバックラインはファーディナンドとヴィデッィチが支えるまさに盤石っぷり、しかもFA杯なのに温存無しの本気のスターティングメンバ―でした。
がしかし、そんなマンチェスター・ユナイテッド、まさかのホームで完封負け(しかも相手チームのゴールはあのムンタリでした)www
なので、海外観戦でホームチームの初ゴール、初勝利で最高に幸せな気持ちでホテルに帰りました。そのホームチームがユヴェントスとあれば喜びもひとしおです。帰りに乗ったトラムの揺れと街にうすっらと灯る街灯がなんとも言えない心地よさでした。
初めての観戦記いかがでしょうか。次回はトリノの街並みについて書こうと思います。お読みいただきありがとうございました。
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