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僕の好きな革靴(米国靴編)

今回は米国靴をご紹介します。

もともと紳士靴のルーツは英国にあり、米国は歴史的にも英国に多くの影響を受けてきました。まさに似て非なるものといいますか、細かいディテールやニュアンスの違いが米国靴と英国靴の違いとなって表れるのでとても面白いです。では早速みてみましょう。

・Alden Vtip

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AldenのVチップコードヴァンです。香港のtasselsで購入しました。最初は日本で展開しているモデルと一緒だと思っていたのですが、どうやらtassels別注モデルで日本で展開しているモデルでラストとディテールがちょっと違います。

これははTruflare Last(トゥルフレアラスト)と呼ばれるラストでモディファイドラストにくらべるとつま先は控えめなラウンド、さらにちょっとノーズも長め。Alden特有のコロンとした形が抑えられておりよりスーツやジャケパンに合うラストだと思います。しかし、よく見ると甲の部分のスティッチがダブルスティッチでここは程よくカジュアル。ドレスとカジュアルのバランスが秀逸ですね。

靴沼とは恐ろしく今度はよりオールデンらしいモデルが欲しくなってしまうというのが世の常?次に紹介する1足はそんな1足です。

・Alden プレーントゥ

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Aldenのカーフプレーントゥ。ユナイテッドアローズ別注です。コバがナチュラルカラーがポイントです。というか、別注好きですねwかゆいところに手が届くのが別注の良さですね。

ラストはド定番のバリーラスト。基本的にバリーラストやトリッカーズみたいなボリュームのある靴が好きなのですが、弱点も。それは足元が重くなること。特に黒だとなおさら。ナチュラルカラーのコバはそんな黒靴をちょっと軽くしてくれるメリットが。飽きたらコバだけ染め変えてもらえばいいです。

アメリカンですが、別注によりちょっと軽さも加えられたこのモデル。沼にハマった人が次に求めるのは逆に完全にアメリカンに振り切った1足です。次は僕が思う最もアメリカっぽいと思う1足が登場します。

・Allen Edmonds M'cneill

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最後の米国靴はこちら。アメリカンな雰囲気たっぷりのロングウィングチップです。フルブローグは英国、ウィングチップは米国。ウィングチップの飾りが途中で途切れずにかかとまで伸びた物をロングウィングといいます。

この靴はテイストだけでなく完全にアメリカンに振り切りたい時に最も真価を発揮すると思います。シングルの3つボタン段返りブレザーにオックスフォードBDシャツ、そしてレジメンタルタイ。グレーのトラウザースではちょっと硬すぎるので5ポケットのデニムを合わせるのがぼくの中での鉄板のコーディネートです。

以上が僕の所有する米国靴になります。前回ご紹介した英国靴に比べてどこかカジュアルで軽い印象です。こちらはどちらかというと春夏に出番が増しますね。同じ、外羽根のウイングチップでもTrickersとAllenEdomondsでは細かなディテールの違いが最終的に大きな違いになっています。


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え?同じに見えますか??w

いずれ違いがわかるようになるでしょう。その時はあなたもまた沼に沈みかけてるかもしれませんね。今日はこの辺で。ありがとうございました。

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