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君たちはAIが集めたジョークに笑えるか?AI For Everyone:第3週「AIケーススタディー」

スタンフォード大学の先生の講義を字幕付きで聞けるAI For Everyone。第3週には産業活用のケーススタディーが登場しました。

例に挙げられていたのはスマートスピーカーや自動運転車です。
スマートスピーカーなら、「Hey Siri」などのtriggar wordsやwake wordを検出すると音声認識がスタート。
例えばユーザーがジョークを言ってほしいと言えば、どんな言葉遣いだったとしてもAIが「tell me a joke」の命令だと認識。
収集されているジョークの中から一つ選んで再生するというものです。

先生が面白いジョークを聞いたと言ってシェアしてくれたのがこれ。

Why are they so many shocking results with AI?
AIがこれほどビックリするような結果を出してくるのはなぜ?

Because AI is Shocking Electricity.
だってAIはショッキング・エレクトリシティーだから。

笑えなーい💦
ということで、Shocking Electricityとは何か調べてみました。

そして、見つけたのがAmazonで売っている本。

Shocking Electricity (Horrible Science)

子供向けの科学実験が紹介されている本でした。
たとえばどんな実験があるのか一つ紹介します。

Prespex Rods and Fur Experiment

タイトルだけ読むと、難しそう・・・と思ってしまう実験ですが、小学生男子にお馴染み、下敷きを頭でこすって持ち上げると髪の毛が立ったり、ドアノブを触るとパチッと来るのと同じ、そう、静電気の実験です。

prespex rodsはプラスチックの棒。furは毛布。
プラスチック棒を毛布でこすると、プラスチック棒が帯電します。
これがセーターを脱ぐ時に、パチパチと鳴る音の正体というわけですね。

ストローとティッシュペーパーをこすり合わせても、同じような実験ができます。

どんな物でも電子(電気を帯びた非常に小さな粒)を持っているので、こすり合わせると電子の移動が起こり、帯電する(電気を持った状態になる)。だから、摩擦によって静電気が起こるんだね―—、理科の授業だとこんな学び方でしょうか。

「なるほど!」と思ってもやっぱり笑えないので、じゃあこのジョークをどう意訳すれば日本人に通じるのか考えてみました。

Why are they so many shocking results with AI?
AIがこれほどビックリするような結果を出してくるのはなぜ?

Because AI is Shocking Electricity.
中の人が「でんじろう」さんだから。

これだと、くすっと笑っていただけそうでしょうか?
このネタを講義でしゃべってくれたスタンフォード大学の先生もお茶目で素敵でした。

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