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冬コートに向いてる素材!

今回は冬場にお勧めの素材について書かせていただきます。

春先と秋口にぴったりのコート素材についての記事はこちら

コートといえば冬ですよね。暖かくハリのあるコートでまわりと差をつけていきましょう。

今回もコートとしてのお勧め生地を書いていきますので、素材そのものの考察や製法、歴史などはまた別の記事に素材ごとにまとめていきたいとおもいます。

さて、今回紹介する素材はこちら

①メルトン

このメルトン生地は最近は特に人気でかなりいろいろなブランドが出しています。

メルトンといいますが、正しくはメルトンウールと言って、原料という意味での素材としてはウールが使われています。

ではメルトンとは何なのかといいますと、普通のウールを圧縮し衣服としての形を織った後、表面を起毛させて仕上げる仕上げ方になります。これをすることにより、密度が高まり保温性や耐久性が上がります。

製法の関係上、シンプルな無地の物になりがちです。なのでビジネスなどにも着ていくことができます。

品物によってはポリエステルと混毛されていることもあります。

つまり特徴としては、暖かく、頑丈であるということですね。さらに、撥水性の高さも特徴でしょう。

いいこと尽くしのメルトンですが、そのお手入れはどうするのでしょうか?

先ほど起毛させるといいましたが、その毛に埃や汚れがついてしまうことがあります。

なので、定期的にブラッシングするとよいでしょう。また、毛羽立ちが目立ってきてしまうのを防ぐためには連日の使用は避けたほうがよいでしょう。

撥水性には優れていますが、やはりウールなので雨などに打たれて放置すると毛玉になってしまいます。なので雨に中でも使えるとは思わないほうが良いです。雨に濡れてしまったらすぐにやさしくたたくようにふき取りましょう。

②カシミア

カシミアはカシミアヤギというヤギから取れた毛になります。いわずと知れた、肌触り最高の素材ですね。実はカシミアのなかでも等級が存在します。それは不純物の少なさ、毛の細さ(ゲージ)、毛の長さで評価されています。このあたりのことはまたカシミアに関する記事で一ページ丸ごと使って解説していきますので、そちらで。

さて、カシミアコートについてですが、長所はもちろん手触りがいいこと、暖かいことがあげられます。そんなカシミアの短所はお手入れの大変さにあります。高級感のあるカシミアコートに毛玉なんて作りたくありませんよね...

毛玉を作らないためにはやはり摩擦の少ないところで保管しておくのが必須です。また、安易に洗剤を使って洗濯もできません。シャンプーなどを使って洗うという方法もありますが、不安な方はやはりドライクリーニングに出すしかないでしょう。

そんなカシミアですが、摩擦をよける適切な保管方法と定期的なクリーニングを欠かさなければかなり長持ちします。

カシミアについての記事はこちら

③ウールギャバジン

三つ目はウールギャバジンです。ギャバジンとは何かといいますと、バーバリーのトレンチコートなどにも使われている撥水性の高い高密度ウールのことです。戦争に行く水兵が濡れて冷えないようにと使われていました。

ウールギャバジンのコートは水に強く、硬く頑丈でしわができ辛い良い生地です。しかし、洗濯してしまうと縮んでしまうので注意しましょう。

ひらひらしやすくシルエットや質感も男らしさがあり、筆者も一押しの生地です。

代表的なものにバーバリーのトレンチコートやヨウジヤマモトのドクターコートがあります。

ウールギャバジンについての記事はこちら

④ツィード

最後はツィードになります。ツィードは羊毛を太く扱いうことによって粗く厚い重厚感のあるコートになります。メルトンとは違い圧縮しません。そのため、毛束を一本ずつ染めることができ、細かな模様を作ることができます。なので、おしゃれな柄や模様の物が欲しい時はツィード素材を探すとよいでしょう。具体的には、千鳥柄やヘリンボーン柄などがあげられます。最初はごわごわしていますが、使い続けると柔らかくなり、自分の体の形にフィットするようになるのもいい点ですよね。選択の際は洗濯表示に注意して洗わないと、極端に縮んでしまうので注意しましょう。

ツィードに関しての詳しい記事はこちら

さて、いかがだったでしょうか。冬物コートの生地はほかにもありますが、筆者がお勧めできる素材は以上になります。

冬物コートも質感を大事にして、いろいろな場面に対応できるようにそろえてみてはいかがでしょうか。

それでは今回はこの辺で。

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