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解いてみた【千葉県立中学入試】21一次:1-1 あ、い



■noteに書く意味合い

これは、解答を教えるために作ったものではなく、
5歳の保育園児が入試を希望したとき、いい点が取れるように
39歳の父が日々の教育内内容を考えるためのブログ。
親のための教育のありかた的側面が強いイメージ。
ちなみに、子供は入試の「に」の字も知らない。
やる気がなくなるまで続けるぞ。

■noteの目標

解答の解説というよりは、問題を俯瞰してとらえ、
どんなときも大きく物事を捉えて問題解決ができるように子供を教育するためのメモ。
いわゆる魚をあたえるのではなく、魚のつりかたを教えるブログ。

■1 あ:15倍

聞かれていること:曲げに対する比強度では、木材は、鉄の何倍大きいか?
こたえ:15倍(これはしらべればわかる)
答えるまでの思考ステップ
1.どこを見ればよいか?
 比強度の数字を比べる問題なので、まずはそれっぽいところ。
 つまり、問題資料1に比強度の表を見てみましょう。
2.何を計算すればよいか?
 木材と鉄の数字を見て、比べよう。
 表には、木材、鉄、コンクリの数字(いわゆる、材質)がありますね。
 数字は、比強度が2つと、重さの3つ。
 きかれているのはなんでしたっけ?
 曲げに対する比強度ですね。
 なので、一番左側の列を見ましょう。
 木材は、2800、鉄は182。この2つを比べましょう。
3.計算
 問題文は、鉄の何倍?とあるので、計算は、
 2800÷182=15.283...倍⇒四捨五入して、15倍!
4.計算が合っているか、簡単に予想!
 2800÷182は暗算がむずかしいので、
 182を200だとして計算してみよう。
 2800÷200=14倍ですね。
 なので、だいたい14に近い数字が出るでしょう。
 さっきの答えは15なので、おかしくはないですね。
 ※検算は、計算をもう一度してみる方法が学校で教えられたことがありますが、このように、ざっとこのあたりかなと推定してみる方法や、ほかの方法で計算してみる方法などがあり、そのほうが大きく外しているのか、短時間で見極めができます。このような方法は一朝一夕ではできなくて、日々の問題を俯瞰してとらえることが大事だと思います。

■1.い:400倍

聞かれていること:曲げに対する比強度は、木材はコンクリートの何倍?
こたえ:400倍
答えるまでの思考ステップ:問題あとおなじのため、略。
2800÷7=400(倍)

■比強度を理解できなくても解けるが、、、補足

ここまでの回答は、比強度の考え方は一切使ってないですね。
やったことは、なにをきかれているのかを理解して、
ちょっとした算数だけ。
もしわからない文字が出てきても、
落ち着いて何を聞かれているのか考えよう。
(その意味を知っているともちろん強いので、調べることも大事)

話がそれますが、わたし(父)は技術系の管理職をやっています。
そこでは、日々、優秀な部下が研究データを持ってきて、ジャッジのシーンが発生します。そのときに、専門用語がとてもおおく、しっかり意味を理解していない言葉のデータはずらっとならびます。
そのときに、用語の意味を一つ一つ聞いていては、時間が足りません。
そこで、こんなやりとりがなされます。
「この用語の意味はわからないけど、
その数字が大きいと良いの?悪いの?目標に近づくの?」
ここの感覚に似ています。
大事なのは、用語の意味を知っているかじゃなくて、なにをきかれているか、何をこたえないといけないかを理解することです。これは、知識の深さとはあまり関係ありません。
こういうのは、普段の生活の親子の会話で鍛えられそうですね。

■比強度の補足

問題文にもあるけど、ここでは、材料が変形やはかいにたいして、どれだけたえられるか表したものとのこと。
単位は、kg/cm3(キログラムパーリッポウセンチ)となっていますね。
イメージは、こんな感じ。

イメージ

数字の意味は、その重さまで押し込むと形が変わってしまう
と考えるとわかりやすいです。
曲げの比強度で説明します。
例えば、木材は、1cm2(1cm角の板をイメージ)に、2800kg(車一台のイメージ)がのっかっても変形しないという意味です。ものすごい強いですね。
それに比べて、コンクリートは、7kg(小さなこども)がのっかると、変形します。よわいね。
みんなが思っている強度とは、逆かもしれませんね。

圧縮の比強度は、図の通り、横から押された時の変形にたえる強さのこと。
数字は違うけど、強さの順番は、曲げの時と同じですね。

ちなみに、ここにも紹介あり。

こんなかんじで、ラフにやっていくぞ。

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