思い立ったときに思い出したこと

昔、たまに見ていた悪夢があった。

正確に言えば全く悪夢ではなくむしろ幸せな夢と言えるのかもしれないけど、実際それは悪夢なのである。

高校の頃、仲の良い女の子がいた。私は彼女のことが好きで、いつか告白して付き合いたいと思っていた。嘘である。好いていたが告白できるほどの勇気は持ち合わせていなかった。仲が良かったのは本当だ。
でも、その子とは疎遠になってしまった。言葉を選ばずに言えば、嫌われたのだ。いや呆れられたというべきか。

なぜそうなったのか、事件について詳細は語らない。私と彼女の間に直接的な出来事があったわけではないが、まあほとんど私が悪い。

夢の中で、私はあの頃と同じように、彼女と仲良く遊びに行っている。何の屈託もなく、変わらないあの笑顔で、彼女は私に話しかけてくれる。

目覚めて気付いたときの切なさたるや。

そんな悪夢も久しく見なくなって、私はふと、自分のための文章を書こうかなという気持ちになった。
昔はmixi(なんとmixi)に毎日投稿していたこともあるが、日常の記録的なものはそれ以来だと思う。

何の面白みもない日常である。
仕事行って帰って動画見てラジオ聴いてゲームして寝る。
いつまで続くものか。

とりあえず、最初の記念として、ここに昔の悪夢を残しておく。

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