見出し画像

VRoid 触ってみた【V活動記録2】

 こんにちは。バーチャルクリエイターの柏葉です。前回の見出し画像は1920*1080で作って若干端が欠けていたので、noteの公式記事(https://note.com/info/n/nea56da61159a)を読み、今回は1:1.91で作成しました。

 今回は3Dモデル制作ソフトである、VRoidのやってみた記事です。

はじめに

 この前oculus questを買いVRの世界に遊びに行く機会が増えていたので、せっかくなら自分の3Dモデルを使って遊んでみたいなって思ったので、3Dモデルを作ることにしました。

 3Dモデルを作るのは結構ハードルが高く、1から作ろうとすると結構労力が必要になります。ですが今回使ったVRoidは、体のパラメータをいじり髪を描くだけでモデルが作れるので、すごく楽に3Dモデルが作れました。なんとこのモデル、製作時間がたったの3,4時間くらいです。

画像1

 そしてかなりかわいく出来た(自画自賛)

 VRoidはサービス開始した頃(2年程前)に少しだけ触っていたのですが、その頃と比べると、アップデートで出来ることが格段に増えている印象を受けました。

 それでは本編です。


実践

 ざっくりと今回行った工程の紹介をします。今回は、体型を整える→髪を描く→テクスチャの置き換え→エクスポートの順番で紹介していきます。

 この柏葉モデルを作ってる時の写真は撮っていないので、スクショは全部後からのものになっています。

工程①体型を整える

 まずVRoidを開き、新規作成でモデルの種類を決めると、このような画面になります。

画像3

 今回は完成済みのモデルを表示させてます。

画像4

 ここの右にあるスライダーを動かすと、体と顔のいろいろなパーツを変更することができます。

画像5

 数値を直接入れると、限界を突破できます。


 ここで衣装変更も行います。私は上半身を「パーカー」にし、下半身を「なし」にしました。

画像6

 パーカーの場合、下から覗いてもパンツは見えません。残念だったな! 

 3Dモデルは結構テクスチャの個性が強くでるので、工程③のテクスチャの描き変えと同時進行でやってました。

工程②髪を描く

 次は髪を描きました。作るというよりも描くって表現が近いです。

 左上のペンボタンを押して、おもむろにマウスをシュッと走らせると...

画像7

 髪が生えてきます!スゴい!右のパラメータを変えると、生えてくる髪の形を整えることもできます。私はぱっつん髪を中心に使って描いていきました。途中で髪の形を変えることも出来るので、場所によってちょっと違う形の髪を混ぜることもできます。


画像8

 また、3D上のキャンパスみたいなもの(薄い線で格子状の)の形も変えられます。これで超長いロング髪など、ちょっと特殊な髪形も描くことができます。

 髪を揺らしたい場合、「揺れもの」という項目で髪のなびき方を調節できます。「撮影・エクスポート」→「風」で実際になびいてるのを確認できます。

 また、この工程でもテクスチャを描きながら作りました。

工程③テクスチャを描き変える

 テクスチャは入れ替えなくてもモデルは完成しますが、テクスチャを描き替えると、

画像9

 顔がこのくらい変わりました。

 

 こちらの記事(「VRoidっぽい顔」をそうじゃなくする6つの解決策【UnityとBlenderは不使用】)を参考に、自分の絵柄の個性が出るように編集していきました。

 pngでデフォルトテクスチャを書き出し,読み込みができるので、外部お絵かきソフトを使っても編集ができます。私はClipStudioを使用し編集しました。

 テクスチャの編集の中でも、「瞳を変える」「肌のテクスチャの口周りを肌色で塗りつぶす」「まつげを消す」の3つが手軽に印象を変えられたので、ペンタブ等がない方でもこの3つはやっておくと良いと思いました。

 瞳のテクスチャを販売,配布している方もいらっしゃるようです。

工程④エクスポート

 作成が終わったら、別アプリで使用できるようにエクスポートします。使用する用途に合わせて、データサイズを小さくすることもできます。

 この辺りもスライダーで簡単に調整できるので、とても簡単に圧縮できました。

 VRoidで出力されたアバターは、他のアプリに対応していない形式だったり、設定が合わない場合があります。そういった場合は、Blenderという別の3Dモデル編集ソフトを経由することで対応することが出来ます。

 BlenderはVRMに対応していないので、アドオンを入れる必要があります。私は( https://github.com/iCyP/VRM_IMPORTER_for_Blender2_8 )を使わせていただきました。

 私の場合は、BeatSaber向けにモデルを調整する為、Blenderを使いました。

 

 アバターを使用するアプリによってこの辺りの工程は変わってくるので注意です。


最後に

 あとがきです。

 というわけで、無事VRoidでバーチャルな3Dの肉体を得られました。やった!作成後、3Dアバターを使って楽しめるアプリを何個か遊んでみたのですが、VR生活が更に楽しくなりました。

 VRだと、下や手、鏡を見た際に自分の体が見えるので、「自分の体」感がとてもあって面白かったです。そしてなにより、自分が作ったモデルが動くのは、思っていたより100倍くらい嬉しかったです。これだからクリエイターはやめられませんね。

 今回タイトルに「触ってみた」というワードを用いていますが、「使ってみた」とか「作ってみた」だとちょっと気軽さが伝わりにくいかなと思ったので、気軽さMAXの「触ってみた」というワードをチョイスしました。

 このように、初心者でも気軽に技術に触れられる機会を作ってくださった方々への感謝の気持ちを忘れないように、これからも制作にとりかかろうと改めて思いました。


 今回は以上です。次回は、この前参加した「ClusterGAMEJAM」に参加した時のお話をしようと思っています。

 それではまた次回で!

次回に続く①


この記事が参加している募集

やってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?