その金遣いの荒さ、本当に仕事のストレスが原因なんですか?

ストレスが原因で浪費するんだと言う人は多い。
だが、本当に、仕事のストレスから浪費に走ることでストレス解消しているだけなのか、と言われると、仕事を辞めるというアクションに走る前に、もう少し詳細な分析が必要なんじゃないのかなって思う。

人間関係を洗い出してみよう。

いまお付き合いしている人間関係の中で、自分にたいして、お金を過剰に使わせようとする人間、いてるだろうか?

営業関係の仕事をしている場合、仕事絡みの人間関係がマウント合戦になってしまい、営業成績を上げることで稼いだ金額以上に、マウントのための見栄張り費用を使い切ってしまうということは、ある。
キャバクラ通いだとか、ホストクラブ通いをしている場合もそうだ。
推しを勝たせるために、自分の居場所を得るために、お金を使い込んでしまう。
この場合、本当に辞めなくてはいけないのは、仕事ではない。
推し活から卒業というか……縁を切らないといけないのは、飲み屋通いの方である。

この場合、営業関係の仕事から転職することで、営業成績のために煽ってくるタイプの人間関係から卒業できることで、金遣いの荒さがなくなっていくことは、ありえる。
もう、何も欲しくなくなるとか、そういうカタチで、お金使わなくてすむようになることもある。
ただし、それは転職ではなくて異動でもありえることでもあり、そういう場合は、他者由来の金遣いの荒さと言える。

しかしながら……。
「いつも新しい服を着なきゃいけない。」
「いつも新しいコスメをチェックしなきゃ。」
「いつもキラキラアクセサリー身につけなきゃ。」
「車とかバイクカッコいいのにしなきゃ。」
「キレイで良いところに住みたい。たとえばタワマン。」
などなど……。
これらの価値観を誰に言われるでもなく、自分自身の価値観として落とし込んでいて、がんじがらめになってる場合、そもそも周りの人間関係をリセットしたところで、自分自身からは離れることができないので、自分自身の価値観のリセットから入らないと、金遣いの荒さは治ることがない。

断捨離とよく言うけど、本当に離れなくてはいけないのは、新しいモノをやたらと欲しがる気持ちだったり、他人よりもいい自分に見せたい気持ちだったりだ。

逆に言うと、その方面において、なるべくミニマムに暮らし、なるべくお金を使わなくても過ごせる価値観を身に着けているのであれば、仕事すればするほど、お金は余っていくし、たまっていく。
ためたお金は、新しいことをやるための資金になっていく。

仕事を辞めても暮らせる身分を活かして、仕事を辞めてストレスフリーを目指したいのもわかるけど……。
ストレスフリーな仕事のやり方をしたほうが、よほどお金はたまる。
安易に仕事を辞めてしまうより、仕事にしがみつきながら、人間関係の洗い流しや接し直しをしたほうが効果あると思うんだよなぁ……。

こんなのも書いてます。

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