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「【推しの子】 11」感想・ネタバレ

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どんな本?

この本との出合いはちょっと変わったものでした。
私はある日、人気ゲーム「星のカビー」のキャラクターがこの【推しの子】という本のキャラクターをコスプレしているのをTwitterで見ました。

これには驚きましたし、興味を持ちました。
みんなが話題にしている中、私は乗り遅れてはいましたが、BOOK⭐︎WALKERでセット価格が20%OFFとなってましたので、この本を手にとって読み始めました。

そして、読み進めるうちにこの物語の深さやドラマティックな展開に引き込まれていきました。

読んだ本のタイトル

【推しの子】 11
原作:赤坂アカ 氏
漫画:横槍メンゴ 氏

あらすじ・内容

「子供達の心と人生を壊しながらこの芸能界は回っているの」
アイとゴローを死に追いやった真犯人への怒りを強く抱くルビーは、至る所で亀裂を生みながらも芸能界を駆け上がる。アクアも斉藤壱護との対話で自らの思考の誤りに気付き、復讐心が再燃する事に。一方、アイドル活動に悩み始めた有馬かなは、演技の仕事に繋がればと思い参加した飲み会で大物映画監督と繋がりが出来る。しかし、これが“スキャンダル”へと発展しかけてしまい…大騒動が巻き起こる第11巻!!

【推しの子】 11

感想

芸能界の裏側に隠された暗黒の面を浮き彫りにする『【推しの子】 11』では、主人公たちが予期せぬ波乱に巻き込まれます。
アイとゴローの死を知ったルビーは、芸能界の頂点を目指し、その過程で多くの困難に直面します。
一方、アクアは斉藤壱護との会話を通じて、自らの復讐の深さを確認します。

大事件として、有馬かなのスキャンダルが勃発するものの、これを阻止するためアクアは大胆な策を打ちます。
彼は自らとルビーがアイの隠し子であることを公にし、それによりルビーとの関係に大きな亀裂が入ります。
さらに、アイの半生を描いた映画企画「15年の噓」の製作を企画が起動、アクアが犯人役。
ルビーがB小町の一員としてキャストに抜擢されることとなります。

物語の鍵を握るカミキヒカルの正体と彼が保有するアイに対する真意が徐々に明らかとなります、その背後に隠された複雑な関係が浮上してきます。

本作は芸能界の輝きと影、そして人間の情熱や葛藤を巧みに描写しています。
アクアとルビーの心の中で交錯する復讐と夢、その二つの感情の狭間で揺れ動く彼女たちの心情には深く共感を覚えます。

特に、アクアが"かな"のために打った大胆な策は、彼の復讐への執念とアイへの深い愛情が見て取れます。
しかし、その行動はルビーとの関係を崩壊させる原因となります、二人の心の距離が拡がる瞬間は痛切でした。

また、カミキヒカルというキャラクターの登場により、物語はさらなる深みを増していきます。
彼の真意や過去、そしてアイに対する感情など、彼に関する多くの謎が次巻への期待を高めます。

総じて、『【推しの子】 11』は芸能界の闇と光を描いた作品として、読者の心を捉えて離さない魅力が詰まっています。
最後のページをめくった後も、物語の余韻が長く続き、登場人物たちの運命やこれからの行方を心から願う気持ちになることでしょう。

最後までお読み頂きありがとうございます。
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