自分の小さな「箱」から脱出する方法(著者 The Arbinger Institute)
読む目的
自己欺瞞のデメリットを知る
自己欺瞞とテイカーの関連を考える
第1部
問題がある人物自身には、自分に問題があるということが見えなくなっている。これを『自己欺瞞』といい、自分を欺いている時に陥る状態。この本の中では「箱の中にいる」と表現。
自分が外見上何をしているかではなく、心の中で相手をどう思っているかが問題(何故なら相手はそれに反応するから)。自分が相手に対して抱く感情が何によって決まるかというと、こちらが相手に対して箱の中にいるか外にいるかで決まる。
箱の中にいる人間は他の人を低く見る。他人のニーズや望みは、自分のニーズや望みに比べれば大したことのないごく軽いものだと考える。
箱の外にいる人は、自分を他の「人々」に囲まれた一個人だと感じている。一方、箱の中にいる人は、自分を「物」に囲まれた一個人だと感じている。
箱の外にいる人は、物事をまっすぐ見ている。箱の中にいると現実を見る目が歪んでしまう。
相手にとってソフトな行動であろうがハードな行動であろうが、それをしている自分の状態(箱の中か外か)により相手の印象が変わる。
ハードな内容を伝える場合にも、箱の外に出たまま(自分が相手を一人の人間として見ている状態)で行える。
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