[再編]君の人生に作戦名を。(著者 梅田悟司)
読む目的
自分軸の言語化方法を知る。
人生に作戦名をつけるとどう変わるのかを知る。
はじめに
「やってきたことの一貫性」と「信念の一貫性」は別物である。
言葉とはその人の認識そのもの。名前を付けることは、その対象と共に生きる約束をすること。
第1章 地続きの人生から自分軸を見出す
やりたい事や得意な事を答えられないことと、やりたい事や得意な事が無いことを、分けて考える。
自分の気持ちや意見を、どれだけ高い解像度で把握しているかが大切。
作戦名は、自分がどのような道を歩いていくべきかを、自ら指し示す言葉。
内なる言葉の発見によって、自分軸を形成する価値観を言語化する糸口を見出すことができる。
言葉とは、その人の思考そのものであり認識である。そのため認識としての言葉の解像度が高まれば、その分だけ自分が行う活動の解像度も高まる。
行動が先か、言葉が先か。その人の性格によって順番を決めればいい。
未来を描く2つの方法。
バック・キャスティング型:理想から逆算して一歩を踏み出す。超長期を見据えながら超短期を淡々とこなしていく。
コネクティング・ザ・ドット型:過去と現在を振り返ることで関係性を見出し、自分軸を見つける。
経験とは行動そのものだけではなく「きっかけ・行動・学び」がセットになったものである。
きっかけ・行動・学びという経験と時系列で並べた時の一貫性は意識しない限り気付きにくい。これを「見えない一貫性」と呼び、それこそが自分軸である。
見えない一貫性を見出すための2つの方法。
行動単位で考えるのではなく、地続きの人生に意識を向ける。
人生を器として考え、その中に蓄積されているものに光を当てる。
焦らずとも経験や活動は確実にコップの中に溜まっていくため、あふれる瞬間は必ず訪れる。
コップの外にあふれるものは、内に溜まっているものでしかない。そのため、何を自分の中に溜めるかに対して意識的になれば、自然とあふれるものの質にも大きな影響を与える。
自分の活動を明確にするためには、活動の解像度を上げること。そして、活動目的の解像度を上げること。
見えない資産とは、これまでの人生で培ってきたもの、自分という器の中に溜めてきたことの全てを指す。「蓄積+今日」という資産。
見えない資産や見えない一貫性に関しては、自分がその存在に気付こうとしなければ、無いと同然のように潜在化される。
経験は自分の中に確実に積み重なっており、培ってきた力を活かそうとしなくても自然と活きてしまう。
自分の人生を振り返り、未来に思いを馳せることで自分軸を見出す。その軸に名前を付けたものが、自分自身の作戦名である。
作戦名には自分を奮い立たせる意味もあるが、周囲を巻き込み、共通のゴールを指し示す大切な役割もある。
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