【相談】インターネット縁切寺~友情でも恋は辛い~
ごめんなさい!釣りタイトルです。(縁は切らなくてもよい)
人間関係のお悩みについての相談ログです。
コレ、ほんと~~にケースバイケースで、唯一解も、スッキリする解決策もないのですが、どうにか、どうにかメッセジお嬢様の気が軽くなって、この先HAPPYに過ごせるには……という気持ちで回答しました。
いただいた助太刀メッセジや、新たな話題「恋について」も追記しますネ。
■相談メッセジ
お辛い心中お察ししますわ;;インターネット・ハグをどうぞ!
まず、テキストを読んでメッセジお嬢様はとっても優しいお方だとわかりましたワ。
ああ…そういう方いらっしゃいますよね…。
たしかに行為一つ一つだけ見ると、悪気はないし決定的なアウトもないし人や相性によっては気にしないかも。
でも、辛いということは、あなたは気にするタイプだということ。理屈や理性じゃなく、感情が既に傷ついている。
気にする派がこれだけの目にあうと、普通とっくにブチ切れて、それはそれはてぇへんなことになっていると思うので、よく耐えましたネ……。とても頑張りましたネ。
もしかすると、幼少期から何かと我慢しなければひどい目にあったり、後回しにされたりとかがあったのかしらん?この関係に限らず他全般でもそうなら、自己肯定感をやしなう方策の学習をオススメしておきますわネ。
◎「そういう奴」とのつきあいジャッジ(主観)
されたことの列挙を見ると、う~ん……わたくし目線でも、ちょっとひどいな、いやだなと思いました。なんかこう、絶妙なラインですよネ。ギリライン越えしないけどさあ……累積でさあ……みたいな。
こういうのは人それぞれの感覚なので、逆の「私はまったく嫌じゃありません!」みたいな意見は聞いてもあまり意味がありません。だってあなたは既に傷ついているから。
空腹時に「私はお腹減ってません!」を聞いて腹が膨れるなら素晴らしい世の中ですよね。
(まあ十人中九人が「嫌じゃない」というなら、別トピックで参考になります。認知の歪みがあるかもとか。あまりにも繊細過ぎるかもとか。でもあくまで、別トピックの話です)
「わたくしだったら」の対策です。もし観察するなら、ここに注目します。
①の場合、「そういう奴」と納得して付き合えるなら、付き合い続行する人もいるでしょう。
たとえば「遅刻癖がある相手との外出は、待ち合わせ時間を1時間早く伝えておき、暇潰し手段も持っていく」「〇〇の話題になると急に喋り出して止まらなくなるから、その話題は絶対出さないし、もしそうなったら話してる間(無視して)スマホをいじっていい約束をかわしておく」とか。
相手の嫌なところを変えさせるのは多分ムリなので、上記のようにどうにか自分が適応するしかない。そこまではできないよと思ったら離れるしかないです。人間関係ってそういうもんダカラ。。。
②の場合は、円満な付き合いは……難しいんじゃないでしょうか……。もしどうしても付き合っていきたいなら、「対等に扱われない」ことを前提として受け入れることになりますが、不健康なのであまりオススメしません。
③は論外ですね。
わたくしは悪気の有無を気にしますが、「悪気がないからこそ許せない」という人もいます。これもまた、自分の逆鱗がどこにあるのか、自分自身を知って、オーダーメイドの対策をとっていくことになるでしょう。
◎「友達一軍」か「友達三軍」か
上記例の「②悪気がなく、(無意識でも意識的にでも)軽く扱ってる」パターンかなと勝手にアタリをつけたお返事です。
会うと楽しいけど、「ん?」と思うことが多かったり、軽視されたりする。あまりよろしくない彼氏とのおつきあいに見えますワ……;;
恋愛のおつきあいであれば、お互い優先度を最上位にするのが当たり前なので「別れなよ!」になりますが、お友達関係なので難しいですよネ。
メッセジお嬢様にとって「お友達一軍」の扱いをしてるし、相手からもされたいのに、相手からは「お友達三軍」相当の扱いをされているからお辛いのカナ、と思います。
これはお互い一軍同士、三軍同士に思っていれば均衡しているので辛くないけれど、そうでない、ズレがあるから辛い。
※一軍二軍三軍って言葉、よろしくないですよネ;;あまりうまい言い回しが思いつかなくて……。距離感が「近い友達」と「遠い友達」と読み替えてもらうと平和です。
できる対策としては、こう考えました。
①相手に合わせて自分の中の優先度を下げる(三軍基準に合わせる)
→自分もまったく気を遣わない。感想も送らない。責任やタイムリミットが生じるやり取りをしない。気軽に楽しい範囲でたまに喋るだけ。
扱いを下方に遠方にチューニングしてつきあう感じですネ。
②相手にも一軍扱いしてもらう
→正直難しい。
あとは、「相手としては一軍くらい大事に思ってるけど、こちらからは三軍扱いとしか感じられない」ケースはただ単に相性が悪いですね。
③「これだけはイヤ」と伝わるように伝える
→ひとまず仲を続ける努力はする。努力はしつつ対策もできるので、「自分自身のために行動した」ことはメンタルにもプラスになります。
伝えるときは、軽い感じでヘラヘラふにゃふにゃではなく、ちゃんと真面目に伝えた方がいいですネ。(※「脅す」ではない)
もし「無意識にやらかしてたけど、あらためられる内容だし、関係を続行したい」と相手が思ったなら、改善できるカモ。
事前の宣告に反した行いをされた場合、密かにイエローカードを溜めておき、任意の枚数で静かに離れていいのではないでしょうか?流石に最低限の義理は果たせると思います。バイナラの義理。
「事前にNGを伝えておいた/伝えられていた」というのは、唐突な全ブロックよりお互いのメンタルにいいと思います。離れるときはいきなりでなく、徐々なフェードアウト推奨です。
④不均衡に耐えかねフェードアウト
もし相性が悪い相手なら、他の手は正直時間稼ぎで、大抵はこれに行き着くと思います。愛情の示し方や「これくらいでいいでしょ」の感覚が違うので… 。
(というのも、わたくしの過去の経験まんまだからです。だれにでも「そう」ならまだいいけれど、他の人を一軍扱いをしてるのを見て、ああ、優先度を下げられてたんだな…と一気に冷めたことがあります)
私情がはいってごめんなさいネ;
Aさんからの好意が確かなら、ほどほどに距離をとり、大丈夫な範囲でおつきあいするルートもありましてヨ!
絡みの頻度を落とすだけで、辛くないなら「ああ今日も楽しそうにすごしてるな」とおツイッターをたまに見るだけの友達になる、ということも可能ですし、たまにリアルで会うだけでもいいと思います。
……将来的に、相互に一軍扱いできる、愛情や誠意の感覚が同じお友達ができたら、その悩みも一気に軽くなると思いますワ。
気が合いそうな方を探す、別の場所に交友関係を広げてみるのもオススメしますワ。楽しく過ごせるように祈ってますわネ!
おツイッターから少し追加変更したお返事は以上です。
ここからは、もうちょっと考えてみたコーナーです。
◎感覚の違い問題を深堀りしてみる
感覚の違い問題。人間関係トラブルの何割かはコレが原因だと思います。
一緒にやろう!と決めたプロジェクトについて愚痴を言う場合、肯定派と否定派の意見を勝手に想像してみました。
……い、いかがでしたか?(震え声)
皆さんどっち派でしょうか?荒れそうなので、どうか心の中にとどめておいてください。しかしながら、世の中には絶対、どっちもいます。それぞれの感じ方をする人は、確実にいるんです。
大別すると、「仲がいいから甘えて(ぞんざいに扱っても)いい派」と「仲がいいから大事にして(優先度を上げて)ほしい派」がいて、異種族。
同族同士で付き合うのが、無難なんですよネ……。
メッセジお嬢様のケースは、わたくしから見ると「累積でひどいことされてるな」という感じですが、そういう例ばかりだと思考が偏るので、いったん脳トレ思考実験として「逆転」もしてみましょう。
自分がモヤっとするばかりではなく、生きていれば絶対、自分がモヤっとさせる側になること、絶対ありますから。
大半の人が「ええ……?(困惑)」となるのではないでしょうか。
常識では「五年前の一言なんか忘れるでしょ」「そんなことに友情とか、扱いの軽い重いなんか反映されない」となるでしょう。
でも、その人と親友として付き合うなら「覚えておかなければひどいこと。誠意を込めて謝らないといけないこと」になってしまう。
常識で考えたら、「明らかに片方がおかしい」ケースもある。
しかし究極的には二者間においては、「あなたとわたしの感じ方の問題」になります。他人の入るスキがない。
感じ方の違い問題は、「話せば分かること」もあります。「話しても分かり合えないこと」もあります。
後者の場合、「普通こうでしょ」「常識ではこう」というのは、多分……通用しません。それで相手が泣いて謝って「改心」するケースってほぼないと思います。それが人間というものダカラ。。。
思い出したのは、犬とスカンクのボディランゲージの違いです。
アメリカでは、犬が不用意にスカンクに近づき、ガスを浴びる被害が結構あるようです。なかなか異臭がとれなくて大変だとか。
では何故そんな事態が頻発するのか。言葉の違いが原因らしいです。
こういう相手、つまり「行動が別の意味として伝わってしまう」相手とのつきあいは、かなり大変です。相手と自分の感覚の違いを知り、伝えるときに逐一チューニングしないといけません。
「ウチの界隈では、あいさつで尻尾を上げるのは常識なんだ!お前の感じ方が悪い!」でなくて、「今尻尾を上げてるけど、これは君への威嚇じゃないよ」と伝えて歩み寄る、ということですネ。
逆にスカンク側は「今尻尾上げたけど、これは威嚇だから近寄らないでよね!」と犬に分かるように伝えましょう。
…………面倒くさかったら、同族で付き合うのがラクですね……。
■助太刀いただきました
助太刀ありがとうございますワ!アワワ、しんどかったですネ…;;
自分のために勇気を出して行動したの、セルフで褒めてあげてくださいネ!
↑これ、わたくしにも刺さりましたワ……。そう、そうなんですよネ……。わたくしも過去似た経験があって、離れるのはほんとに苦しくて寂しかったけど、嫌な思いをし続けるより、よほど心がラクになりました。
ケースバイケースですが、一人じゃない、似た体験談というのはとっても勇気づけられますワ。あたたかいおたすけのお気持ち、大感謝と共におシェアしますわネ!
■恋についておたよりいただきました
あたたかなコメントまでありがとうございます……!自慢みたいになっちゃうので伏せましたが、ちょいとがんばってることを認めていただくの、とっても嬉しいです!
(「禁止」でなく「不要」だったので取りあげさせていただきました)
そう!そうなんです!
このおたより拝読して、わたくしも「これだあー!」になりました。
友人関係の悩みって、恋愛に比べて軽視されがちなんですよネ……。「一対一の関係」と「多対多ともいえる関係」で分が悪いのは仕方ないけど、それでも恋人くらい距離が近くなることもあるY(わい)!長年一緒にいることもあるY(わい)!
思い出したのは2000年もバズり続けている仏教の教え。
ご存知でしょうか?「愛」も煩悩の一つなんです。
愛は憎しみと表裏一体。深く愛するほど渇望や依存につながり、「相手を思い通りにしたい」欲求につながります。(←→無償の「慈悲」)
「知り合い」くらいの距離の人には、なんの欲求も感じません。
恋人や家族くらい近しく感じたお友達なら、それだけ近しい距離だからこそ見える凹凸が摩擦になることもあります。「トイレの蓋閉めてよ!」とか「傘を床にカンカンぶつけるのやめてよ!」とか。
距離感を普通のお友達くらいに戻すと、「私が10大事にしたら同じ10返してほしい」「私が5誘ったらあなたからも5誘ってほしい」ってなりますよネ……。
二千年前からある煩悩なので、人間にとって避けては通れない欲求なのでしょう。よって、「この想いを抱くのはよくないんだ!ガマンしなきゃ!」はオススメできません。
「どう予防するか」「どう付き合うか」という対策になりますネ。
うう~ん……。
すぐ出るアドバイスは、「大事にしてくれない相手に尽くし続けても返ってくる望みが薄いので、損切りしては?」という強めの意見ですね。これは一対一の恋人関係に出やすい意見です。
友達関係向けにもうちょいマイルドにしておくと、やっぱり「一軍にしてもらえないなら、自分も同じ三軍扱いにする」かなあ……。
友達関係のいいことは、浮気の概念が(たぶん)ないこと。三軍……というのは嫌な言い方ですが、「ちょっと距離ある友達として関係を続行しつつ、別の親友候補を探す」ができることですネ。
人間関係はめぐりあわせ。ですが、試行回数を増やすため、色々探してみる、触れ合う数を増やす、というのはいつからでもできる努力です。
そんなわけで、「友達ボックスガチャ」で初めて当たりを引いたのが高校になってからだったので、わたくしは「友達ガチャは当たるまで引け」という考えになりました。
もちろん! どんなお友達も、ゴールが「とても距離の近い親友」「何十年もいっしょにいる友達」とは限りません。
それぞれの性格や距離や運やめぐりあわせによって、「ずっといる知り合い」とか「特定の短い期間だけ密接につながった関係」とか、色々あるんです。たった一つの正解があるのではなく、それぞれの関係にとって最適な距離や期間が異なる、という概念ですネ。ゴールは一つじゃない。
何も飾らない、生まれたまんまの人間性で「同族かつ両想い」のお友達ができたら理想ですよネ。
これがもうガチャでいうSSRで、当たればいいけど当たらないときもある。補足の注意としては、ないとは思うけど、「SSRだけ追い求めて、他を『本当の友達じゃない!』と切り捨てまくるのは危険」ですネ。
今そういうめぐりあわせがない人の方が、世の中の大部分でしょう。理想と現実は異なり、「ちょっとチューニングして、歩み寄って付き合う」が通常の人間関係。
上手くいくのは「チューニング必要度が少ない」「お互い同じくらいチューニングをしている」場合ですネ。
問題は、その「チューニング必要度がものすごい苦痛を伴うほど大きい」とか「相手はNOチューニングなのに、自分ばっかりしている」場合。
これは、関係を続けるメリットより苦痛のデメリットが大きいので、離れた方がいいですネ。
おたよりでいただいた「苦しい恋」はきっとこうなんだと思います。
考察がはかどりました、ありがとうございました!
弊社参考:お友達の耐久年数 47:43から
弊社参考:配慮が足りないお友達 23:28からの相談
■お返事いただきました
傷つくことがあったら、相手をどうするかは置いておいて、怒った方がいい……と思います。怒りとは生存本能。
食料を奪われたりナワバリを侵害されたりしたとき、怒らないと野生動物は生きていけません。生きるための本能なんですよネ。
最初はフリだけでも大丈夫。一人きりの部屋で、怒るフリから始めてみましょう。
「自分」だと想像しづらいなら、「自分の友達」「自分のペット」に置き換えてみましょう。友達やペットが理不尽な目に遭った時、怒って守ってあげますか?それとも「ふーん」と放っておきますか?
前者の行動をとれば、友達やペットとの信頼ができ、後者の場合は「大事にしてもらえなかった」という不信が残ります。
「自分を自分で守らない」というのは、心や感情にとってよくない状態なんですネ。自分のマイナス感情という危険信号を無視しないで、大事な、守るべき存在としてみてあげるのが自己肯定感の第一歩です。
唯一の正解はないけれど、前向きな気持ちになる手助けができたなら、こちらもハピハピですワ!
楽しく穏やかに活動できるよう、応援してますわネ~~!!
■おまけ 別離の辛さの段階
よくおツイッターでのお悩み回答で使うのですが、「ショックを受けたときに通る段階」があります。
心の準備をして離れる側には関係ないかもしれない。逆に「好きな人からいきなり拒絶された」系の相談で使います。
先述しましたが、「自分がする」側のこともあれば「される側」になることもあるのが人生なので!
インターネット縁切寺特集ということで、コレが役に立つ方も読んでいるかもしれないので、掲載しますネ。
グリーフケア(大切なものを失くした深い悲しみへのケア)の考え方で、実際、わたくしは身内を亡くしたときにこれを感じました。
いつか大ショックを受けた時に思い出してほしいのですが、「立ち直り」に行くまで踏まなければいけない段階があります。
わたくしの経験ですが、「否認」で半年止まっていたことがあります。ここで止まると、次の「パニック」「怒り」に進まないんです。
次に進まないと、ず~っと辛いまま。
また、悲しむべきタイミングで抑圧すると、水面下で膿んだまま引きずってしまうので、ショックなときは声をあげて泣くなどして、我慢しないのが肝心です。
ラクになるためには、その、止まった段階をどうにか先に進めなくてはいけません。「否認」段階なら、事実を認めること。「怒り」段階なら、無理してでも怒ること。感情を否定せず、抑圧せず、受け入れて発散すること。
全てを一日で終わらせるのは多分ムリで、何か月も何年もかかることだってあります。
ちょっとずつ、時間をかけて「大丈夫」になりに行くしかない。
自分一人では時間がかかってしまうので、信頼できる人や専門家の手を借りて、段階を踏んでいきましょう。
死別相当でないことにしたって、コレをかなり小規模にした現象が起きているかもしれません。もし苦しいことがあったら、「今否認段階かも」「今敵意の段階にいるかも」など、少し俯瞰してみることで、立ち直りに向かう心構えになれますヨ!
どんな立場であれ、人間関係のトラブルは誰にでもふりかかるもの。
転んじゃったものはしょうがないし、転んでもいいんです。最初は大怪我するかもしれないけれど、2回目3回目で、どんどん起き上がり方が上手くなります。
傷を癒やすのは時間しかない。一人きりより、誰かを頼る・話すと完治までの時間がグッと短くなる。また、治るまでの期間は鬱々と過ごすよりかは何か夢中になれることをして、楽しく過ごせるといいですネ。
みんなが穏やかにHAPPYに暮らせるように、祈ってますワ〜❣❣❣❣
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